生命保険会社が相次いで賃金アップ
公開日:
:
生命保険
アベノミクスで企業に賃金引上げを政府は期待しています。
その様な中、第一生命が営業担当職員の賃金を新年度から引き上げる方針を固めたそうです。
営業担当職員は営業成績にかかわらず支給する「固定給」と営業成績に応じて支給する「歩合給」部分があります。
以前、保険外務員をしていた頃は、成績による査定に一喜一憂していました。
「固定給」部分は契約できた保険の件数や評価保障額によって6か月毎の査定でランクが決まり、「歩合給」部分は毎月の評価保障額と分割して計上される評価保障額で決まる方式でした。契約してから短期間で解約や失効があると評価保障額からマイナスされます。
「固定給」部分が引き上げられると、安心感があると思います。
今の時代、新規の契約を伸ばして行くのは厳しいですし、保険の見直しをして保険を整理するために解約や払済保険に変更する人も多くなっているからです。
また、営業職員の高齢化が進み、人手不足が深刻化しています。
新しい営業職員を募集してもなかなか定着しないのは昔からですが、今は入社する営業職員の数自体が減っていると現役の保険社員の知人もこぼしています。
賃金引上げで営業職員減少の歯止めになればいいのですが、賃金だけの問題ではないと思いますので、なかなか難しいのではないでしょうか。
それでも、賃金が引き上げられれば働く意欲は向上すると思います。
~~~~◇◆◇◆~~~~◇◆◇◆~~~~◇◆◇◆~~~~◇◆◇◆~~~~
第一生命 営業職の賃金引き上げへ
景気の好循環に向けた賃金の引き上げが焦点とされるなかで、生命保険大手の「第一生命」は全国4万人余りの営業担当職員の賃金を新年度から引き上げる方針を固めました。
関係者によりますと「第一生命」は、業績が堅調なことを受けて全国でおよそ4万3000人の営業担当職員の賃金を新年度から引き上げる方針を固めました。
会社側はすでに組合側に方針を伝え、今後、具体的な引き上げ幅や、営業成績にかかわらず支給する「固定給」と、営業成績に応じて支給する「歩合給」と呼ばれる部分をどのように扱うのかなどについて協議することにしています。
第一生命が営業職員の賃金を引き上げるのは2年連続で、会社側としては待遇改善に加えて、深刻化する人手不足に対し賃金を引き上げることで人材確保を図るねらいもあります。
景気の好循環に向けた賃金の引き上げが焦点とされるなかで、金融業界では証券大手の野村証券が賃上げを打ち出すなどしていますが、こうした動きが今後、本格化する春闘でどこまで広がるかが注目されます。
(NHK)
PC用
関連記事
-
-
広がるショップ型保険代理店。課題はまだ多い。
昔は生命保険の営業と言えば、自宅や職場に営業職員が訪問することがほとんどでした。現在は、昼間の自宅在
-
-
身近な生命保険の疑問を解決! ~保険金受取人の変更について~
終身保険や定期保険といった死亡などが原因で支払われる生命保険の保険金受取人を変更する機会は、ごく稀に
-
-
生命保険における告知義務違反の意外?なルール
生命保険の申し込みをする時に告知書や意向確認書といった書類の記入を求められます。 告知書とは、過去
-
-
保険会社が提供する無駄なサービスはなくすべき! ~専門家として懸念している事~
メットライフ生命では、医療保険やガン保険の女性加入者向けの新サービスとして、女性社員による女性応援プ
-
-
死亡保険金を受け取るための手続方法
夫や妻が死亡した場合における生命保険の保険金受取人は配偶者に指定しているのが一般的だと思います。この