交通事故削減に自動車保険で貢献。各地の危険情報をドライブレコーダーが警告。
香川県などは、1月下旬から交通事故防止のため新たな取り組みを導入すると発表しました。
具体的には、交通の危険が高い場所に近づくと、約100m手前でドライブレコーダーから音声で警告が流れる仕組みです。
三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保が契約者に提供している通信型ドライブレコーダーを活用するため、契約者は特別な手続きや機器の設定をせずに利用できるようです。
このドライブレコーダーは全国で18万件、香川では2千件ほど提供されています。
危険性の高い場所の予測には、県が提供している交通事故危険度予測マップが使われます。また、新たにデータを蓄積していく事でこれまでに気づけなかった課題や原因が分かる可能性が高いとのことです。
実は香川県は人口あたりの交通事故死亡者数(2020年)が全国で最も高くなっていて、リアルタイムでの注意喚起による事故防止効果が期待されます。
交通事故が減れば自動車保険料も安くなる
交通事故に関するデータは毎年発表されていて、ここ数年の事故数は減少傾向にあります。
車の性能が上がり、危険運転を取り締まる法律も整備されていることが理由とされています。
しかし事故の多くはルールを守らないために起きています。スピード違反、一時停止違反等が多く、気をつければ防げる事故です。
すでにこれらの違反を防ぐために、音声アシストが車に導入されていますが、今回のニュースのようにAIの活用が進めば、さらに事故数を減らすことが期待できますね。
事故が減っていけば運転する側にも自動車保険が安くなるメリットがあります。
保険料の決め方には色々な要素があるのですが、その一つが事故の確率です。事故の確率が下がれば、それだけ保険金を用意する必要がないので保険料が下げられるのです。
近年、どの保険も値上げが話題になっていますが、唯一値下げされているのが自動車保険です。
私たち利用者もドライブレコーダーを付けたり安全運転を心がけて、交通事故を少しでも減らしていきましょう。
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