○十万円節約できる!火災保険を安くする5つの見直しポイント!
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最終更新日:2021/06/20
火災保険
火災保険は長ければ、数十年にわたって加入する可能性のある保険です。
見直しの結果が年間保険料にして数千円であったとしても、長い目で見れば大きな差になります。
年間で5000円保険料を節約できれば、20年で10万円も違いますよね。年間で1万円安くなれば20万円です。
ここではそんな見直しが可能になる5つのテクニックをご紹介いたします。
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技その1.保険金額を見直しする
火災保険は万が一の場合に、大切な我が家を再建する為の保険です。
もしも、万が一の場合に「今まで通りの住環境を再建したい」のか「必要最低限で新生活をスタートできればそれでいい」のか、考え方の違いがあります。
後者の場合には、保険金額の減額をすると保険料の負担が減らせます。
たとえば子どもさんが既に独立してローンも終了している場合ならどうでしょうか?万が一の場合に同じ広さの住宅は必要でしょうか?おそらくほとんどの方は必要がないと考えるのではないでしょうか。
もしもあなたがそのようにお考えなら、保険金額の見直しは価値があるかもしれません。
技その2.補償範囲を限定する
火災保険の補償範囲は、火災・落雷・破裂・爆発・水害・風害・雪・雹害・飛び込み・飛来・いたずら・盗難・騒擾や水漏れなど多岐にわたります。
確かに事故はいつどこで発生するかわかりません。特に、風害や水害等の自然災害に関して言えばリスクが高まっているかもしれません。
しかし、物件によっては必要性の薄い補償もあります。
例えば、マンションの高層階に居住されている場合に本当に水害リスクの補償は必要でしょうか。
また、セキュリティーの確立しているようなマンションであれば、建物部分に関しては盗難のリスクというのも低いはずです。
個々の物件の立地条件次第ですが、一つ一つの補償範囲について本当に必要かをご判断ください。
一般的に個人向け火災保険はパッケージ売りされる事が多いのですが、一部通販タイプの保険等では補償範囲を自由に選択できるものもあります。
年間数千円の違いが大きさ違いになる事をお忘れなく。
技その3.免責金額を設定する
意外に知られていないのが、「免責金額」の設定です。
「免責金額」とは保険金支払いの対象とならない損害金額のことで、自己負担額というとわかりやすいかもしれません。契約時に定めます。
免責金額が大きくなれば、保険料はその金額に応じて割安になります。
免責金額が10万円の設定なら、小さな事故で損害額が10万円未満の場合は保険金支払いの対象にはなりません。損害金額が例えば20万円だとすれば10万円が保険金となります。
火災保険に限らず保険は個人で対処できない大きな経済的損害に備える仕組みです。自分の財布の範囲でどうにかなるリスクに保険をかける必要はありません。
ですから、小規模損害に対しての心構えと経済的余裕があるのなら、免責金額の設定は選択肢として有効です。
例えば建物に3000万円の保険金額設定で免責金額が10万円設定すると。火災等で全損になった場合には3000万円-10万円=2990万円の保険金の支払いになります。
さほど、影響ありませんよね。
ここまでの3つの技を使うと、年間保険料で数千円から数万円の削減効果が出る事があります。
繰り返しますが、火災保険は長期にわたって加入することが一般的ですので、実はかなり大きな固定費の削減になります。
次は、もう少しインパクトのある長期契約についてご案内します。
技その4.長期契約で保険料を割り引く
これまで火災保険は住宅ローンにあわせて最長36年までの長期契約が可能でしたが、2015年10月より大手損害保険会社は10年を超える火災保険の長期契約を廃止しました。
これは損害保険料算出機構が火災保険の参考準率(保険料計算の基礎になるレート)の適用期間を10年までと2014年の7月に決定したからです。
気象が変動していること等により、10年を超える長期間のリスクについて適正に算出できないという判断なんですね。
長期契約には一般的に保険料算出に「長期係数」が適用されます。契約の保険期間が長いほど保険料が割安になる仕組みです。
長期係数は保険会社によって異なることもありますが、10年契約の場合には大体「8」という数値が一般的です。
という事は10年分の火災保険を8年分の保険料で購入できるという事なんです。2年分保険料が節約できるって凄いですよね。
長期契約をするメリットをまとめると
①保険料が割安になるというメリットがあります。
②近年は保険料が値上がり傾向にありますが、最初に長期契約をすれば、保険料値上がりの影響も受けません。
③しかも、中途解約しても違約金等は発生しません。一般的には月割りの解約になりますので、未経過分の保険料は戻ってきます。
このように書くとメリットだらけのようですが、もちろんデメリットも少しあります。
①火災保険がモデルチェンジして補償内容が良くなっても影響は受けずに古い内容のままです。
②長期契約は原則一括払いなので、契約時の保険料負担が大きいです。
③保険料が値下げになった場合にも反映される事はありません。
しかし、①の火災保険商品の商品内容が今後格段によくなるというのはあまり期待できません。
すでに、火災保険の補償は時価ベース(損害を受けた時点での再評価で経年減価する評価方法)ではなく、再調達価額ベース(契約時の評価額を保険期間中継続する)になっています。
ですから、保険金額の設定が適正であれば、長期契約でも問題はありません。
また将来の保険料値下げですが、気象条件の変化で損害が増加していますし、少子化でマーケットが縮小傾向にありますから、こちらも可能性は低いでしょう。
以上のようなメリット・デメリットを判断し、見積もりを取られる事をお勧め致します。
【2021年6月20日追記】
火災保険の長期契約が最大でも5年になることになりました。
長期契約割引のメリットが無くなり、私たちにとってどんどん不利な内容になっていきます。
技その5.共済も検討する
さて、損害保険会社の火災保険以外にもさまざまな共済が火災保険を取り扱っています。
こういった共済は損害保険会社の火災保険よりも割安になるのが一般的で、補償内容も遜色ありません。
共済系の火災保険は制度上、地震保険に加入できないというデメリットがあります。
そのため、地震保険が必要な方にはおすすめできません。
しかし、地震保険に加入する意志がないという方なら、保険料削減メリットを十分発揮できる事でしょう。
是非一度見積もりされる事をお勧めします。
オマケの技.各社の見積もりを比較する
火災保険は自動車保険ほどではありませんが、保険会社によっても同じ補償内容でも保険料が変わってきます。各社見積もり比較が出来る無料サービスもありますから、それを活用することも大切ですね。
【火災保険の無料見積もりサービスの例】
・火災保険を無料で一括見積り!最大19社に対応!
以下の主要10社に全て対応できているので、1社ずつ価格を聞いていくより手間をかなり省けます。
保険会社名 | 規模 | 一括見積り |
---|---|---|
東京海上日動火災 | 国内の大手損保 | ○ |
損保ジャパン日本興亜 | 国内の大手損保 | ○ |
三井住友海上 | 国内の大手損保 | ○ |
あいおいニッセイ同和損保 | 国内の大手損保 | ○ |
ジェイアイ傷害火災保険 | 国内の中堅損保 | ○ |
火災保険を上手に節約できている方や保険に詳しい方は大体このような比較サービスを有効利用されています。
昔は不動産屋や銀行が提示した1社の火災保険に加入せざるを得なかったのですが、インターネットが進んだ今だからこそ出来るサービスですね。
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