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【自動車保険】通販型と代理店型のメリット・デメリット

公開日: : 最終更新日:2019/07/23 日常生活の節約, 自動車保険

自動車保険は選び方で得したり損したりする時代です

自動車保険の加入方法

一括見積もりサイトなどで自動車保険の保険料を比較すると、保険会社によって料金にかなりの差が出てきます。

これは保険会社の努力で安くできているものもありますが、一番の大きな違いは「通販型タイプ(ネットでのダイレクト加入)」なのか「保険代理店型タイプ」なのかの違いによります。

通販型の安さは圧倒的

私(34歳男、11等級」)の条件で見積もりをとると、

チューリッヒ保険 : 41,040円
SBI損保 : 41,620円
三井ダイレクト : 49,290円

と4万円台が続くのに対して、代理店型の場合は

東京海上日動火災保険 : 74,810円
損保ジャパン : 73,270円
三井住友海上火災保険 : 74,060円

と2倍近い料金にもなりました。

代理店型が高い理由は、高額な手数料と社員給料のため

通販型自動車保険が安い理由は簡単で、保険代理店などの仲介者を介さず、申し込みもインターネットで行えるので、その手数料分だけ安くなるからです

またもう1つの理由として、代理店型の保険を販売する保険会社は大手が中心でして、平均年収1000万円以上にもなる社員給与を維持するために保険料が高くなっていることもあります。

通販型が安いからといって補償が劣るわけではありません。もし現在、自動車保険を代理店型で契約をしている人で、通販型を見積もったことがない人はぜひ試してみて頂きたいです。

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↑「保険スクエアbang」は複数の自動車保険を無料でまとめて見積もりすることが出来ます↑

以下のような主要保険会社に全て対応できているので、1社ずつ価格を聞いていくより手間をかなり省けます。

保険会社名 規模 一括見積り
東京海上日動火災 国内の大手損保
三井住友海上 国内の大手損保
ソニー損保 国内の中堅損保
AIG保険 外資系の大手損保
三井ダイレクト損保 国内の中堅損保
SBI損保 国内の中堅損保
イーデザイン損保 国内の中堅損保
アクサダイレクト 外資系の中堅損保
チューリッヒ損保 外資系の中堅損保

代理店型のメリットは、「細かいサービスを受けれる(かもしれない)」こと

安さでは負ける代理店型にももちろん良い点はあります。

まず代理店型には2種類があり、1つは保険販売を本業としたプロ代理店で、もう1つは自動車のディーラーが副業で行うディーラー代理店です。

代理店型の自動車保険に加入している人の多くは、ディーラーで車を購入したときにその場で勧められた自動車保険に加入しています。
そしてこれが自動車保険で一番損するパターンです。

すべてのディーラー代理店を否定するわけではありませんが、「車と一緒に保険も売りやすい」という理由だけで抱き合わせで自動車保険を売ってるだけでのディーラーもかなり多いです。
このような加入になっている方は代理店型の加入メリットはゼロですから、すぐにでもリーズナブルな通販型に切り替えておきましょう。保険料の無駄払いです。

一方で、補償内容を事前に一緒に検討したり、加入後の疑問を解決してくれたり、また万が一の事故の時には細かいところまで処理をしてくれるのはプロ代理店の方のほうがずっと多かったことを保険会社勤務時代によく感じました。

そのようなプロ代理店に恵まれている方は高くてもそのまま継続されたほうが万が一の安心につながります。

通販型は一考の価値あり

以上のように、代理店型・通販型ともそれぞれメリットがあります。

しかし、もし今代理店型で入っている方で「このまま今の保険会社で加入していてもメリットが少ないな」と思われた方は一度見積もりを取られてみることをお勧めします。

通販型を100%推薦しているわけではありませんが、検討の選択肢は確実に増えるはずで、それだけでも試す価値は十分あります。

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無料の一括見積もりサービスでの比較が大事! http://bang.co.jp/

今後も自動車保険の値上げは続く

ご存知のとおり、自動車保険の保険料は値上げ傾向にあり、今後もこれは続いていくでしょう。

データを見ても高齢者は自動車事故を起こす割合が高いので、日本は高齢化社会が進んでいることで事故率が高くなり、その分だけ皆が支払う自動車保険の料金も上がってしまうのです。
また、円安により自動車部品自体が値上がりしていることも背景にあります。

特に代理店型の自動車保険は値上げ幅が大きいです。通販型も値上げ傾向は変わりませんが、価格競争が熾烈(しれつ)な通販型はコスト削減やリスク細分化の導入などの工夫が効いていて、代理店型ほどの値上げにはなっていません。
「料金の安さ」がメリットの通販型自動車保険は今後もさらに有利になる可能性が高いですね。

参考:各保険会社を分析した記事(随時更新中です)

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