【自動車保険の満足度調査を見て】自動車保険加入を逆の発想で考えてみる
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自動車保険
2015年日本自動車保険新規加入満足度調査、および2015年日本自動車保険契約者満足度調査の結果、代理店系ではAIUが4年連続で総合満足度1位に、ダイレクト系では、セゾン自動車火災が3年連続で総合満足度1位となりました。
筆者は自動車運転歴が15年以上になりますが、一度も自動車事故を起こした事がありません。従って自動車保険に加入しているものの、自らの自動車保険金を請求した事はないため、顧客満足度を見たり聞いたりしてもしっくりとこないというのが本音です。
事故を起こさない優良ドライバーが支払保険料などで優遇される自動車保険が受け入れられるのはこのような心理を上手く捉えていると言えるのではないでしょうか。また、「事故対応」や「保険金支払」についても同様の事が言えます。これらは実際に事故を起こして保険金請求した人の感想であるため、事故を起こさない人にとってみると大きな参考にはなりません。
個人的な見解ですが、自動車保険は逆の発想で考えるのが良いのではと思います。
良い意見を参考にするのではなく、逆に悪い意見を参考にしてその保険会社を回避するという事です。一見同じように思えますが意味合いが全く異なります。
自動車事故が起きて保険金請求する案件が保険会社それぞれによって異なるからこそ筆者はそのように感じているのです。1件の事故に対して1人が満足と応えれば100%の満足度ですが、10件の事故に対して5人が満足であれば満足度は50%しかありません。案件が同じ条件でなければ決して平等で正しい結果とは言えないと考えているのですが、皆さんはいかがでしょう。
自動車保険満足度、ダイレクト系はセゾンが3年連続トップ…JDパワー2015年日本自動車保険新規加入満足度調査
J.D.パワー アジア・パシフィックは7月16日、2015年日本自動車保険新規加入満足度調査、および2015年日本自動車保険契約者満足度調査の結果を発表した。
新規加入満足度調査は、新規契約顧客および切替顧客を対象に、契約保険の内容、契約手続き時の保険会社・代理店の対応実態など自動車保険に新規で加入する際の顧客満足度を調べた。
調査結果によると、代理店系では、AIUが4年連続で総合満足度1位となった。同社は「契約内容/契約手続き」「価格」において代理店系保管会社セグメントにおいてトップ評価となった。2位は富士火災で「契約チャネル」の評価がトップ評価だった。3位は三井住友海上で3つすべてのファクターでセグメント平均以上の評価を得た。
ダイレクト系では、セゾン自動車火災が3年連続で総合満足度1位となった。同社は「契約内容/契約手続き」の評価がダイレクト系で最も高かった。2位はSBI損保で、「価格」の評価がトップとなった。3位はイーデザイン損保で3つすべてのファクターでセグメント平均以上の評価を得た。
一方、契約者満足度調査は、契約者を対象に、契約保険の内容や、契約期間中の自動車事故保険金請求時の対応、各種手続きや問合せ時の保険会社・代理店の対応実態など自動車保険契約期間中の接点全般に対する顧客満足度を調べた。
調査結果によると、AIUが3年連続で総合満足度1位となった。同社は5つの全てのファクターにおいてトップ評価を得ている。AIUは特に「価格」「顧客対応」「事故対応/保険金支払」の評価が高く、他社を大きく上回っている。2位は三井住友海上で、「契約内容/契約手続き」「価格」「顧客対応」「事故対応/保険金支払」でセグメント平均以上の評価だった。3位は富士火災で、「価格」「保険証券」「顧客対応」「事故対応/保険金支払」でセグメント平均以上の評価を得た。
ダイレクト系では、セゾン自動車火災が3年連続で満足度1位となった。同社は「契約内容/契約手続き」でトップ評価となった。2位はソニー損保で「顧客対応」「事故対応/保険金支払」でトップ評価を得ている。3位のSBI損保は「価格」の評価がトップとなった。
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