NN生命の定期保険、加入年齢を90歳に引き上げ。相続対策や事業承継に定期保険はかなり効果的。
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企業向け保険
エヌエヌ生命保険株式会社は、定期保険の加入可能年齢を90歳までに引き上げた無解約返戻金型定期保険「スマートターム」を販売する事になりました。
昨今、企業経営者の高齢化による事業承継問題が大きな課題となっています。企業のトップである社長に対する死亡保障は事業承継を考慮する上で必須であり、これによって今後の企業の存続にまで大きな影響を及ぼします。
特に企業のトップが変わった事による事業運転資金や自社株の買取資金には細心の注意が必要でしょう。トップが変わった事によって、従来のお得意先が取引を継続する保証もありません。場合によっては売上が落ち込む可能性もあり得ます。
先代が保有していた自社株を相続によって取得する場合には、自社株の買取資金や相続税の納税準備金としてあらかじめ資金を確保する事が求められます。いざ、相続が始まってから自社株が思いがけない金額だった場合には円滑な事業運営が困難となります。これは本年1月1日から施行された相続税の基礎控除額引き下げが大きく影響しており、事業承継問題に新たな追い打ちをかけている事は言うまでもありません。
従ってこれらを早い段階で解決していくために、税理士などの専門家と相談し自社株や相続対策を施す事が重要になってきます。
そして、相続や事業承継の対策として定期保険を活用するのは極めて効果的な方法である事は間違いありません。
まだ、このような対策を施していない中小企業の社長さんには早急な行動に移す事をおすすめ致します。築き上げた会社はずっと存続して欲しいと企業のトップならば皆想っているはずですから。
中小企業経営者の高齢化に対応した新たな保険を販売
(以下、エヌエヌ生命保険のプレスリリースです)
エヌエヌ生命保険株式会社は、2015年7月2日(木)より、加入可能な満了年齢の上限をこれまでの80歳から90歳に引き上げた無解約返戻金型定期保険「スマートターム」を販売開始する。
■ 背景
高齢化の進展にともない、企業の経営者の平均年齢も上昇しつつある。
東京商工リサーチが2014年に実施した調査によると、経営者の平均年齢は60.6歳で過去最高となり、5人に1人が70代以上であることが判明した。
こうした社長の高齢化にともない、事業承継は喫緊の課題とされている。
■ 新商品の特長
同商品は、加入可能な満了年齢の上限をこれまでの80歳から90歳に引き上げ。解約返戻金を無くすことで、割安な保険料での死亡・高度障害保障を可能とした。
保険期間中に被保険者が死亡した場合には死亡保険金、所定の高度障害状態に該当したきには高度障害保険金が支払われる。
また、不慮の事故が原因で所定の身体障害状態に該当した場合には、その後の保険料の払い込みが免除される。
■ 円滑な事業継承をサポート
事業承継には、借入金の清算や当面の事業運転資金、自社株買取資金、経営者遺族への死亡退職金・弔慰金など、資金面での準備が必要となる。
同商品の販売により、中小企業経営者の万が一を保障し、円滑な事業継承を資金面でサポートしていきたい。
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