【かんぽ生命】保険金の支払い判定を人工知能が行う。
公開日:
:
最終更新日:2017/03/11
生命保険
保険金支払い審査は現在、人の目によってチェックされています。
生命保険会社で実際に保険金支払いのチェックをしていたことがあるのですが、慎重に事務手続きが必要ですので、かなり気を遣って仕事をしていました。
提出された医師の書いた診断書は達筆過ぎて判読するのが難しいことが度々あったことを懐かしく思います。
事務のガイドブックに沿ってチェックをしていくわけですが、病名や手術名は支払事務を
判断に頭を悩ませたものです。
また、自分自身が保険給付金のお世話になった時には支払漏れがあり、後から追加で支払われた経験があります。
会社が福利厚生で加入していたものだったので、保険の内容自体を把握していなかったこともあり、後から追加で支払われた際には驚きました。
かんぽ生命が保険金審査に認知型コンピューターを導入するのは、時代の流れを感じます。
より正確な判断ができるようになると思いますので、良いと思います。
保険会社も支払ミスをなくすためにダブルチェック等をしていますが、コンピューターの導入によって正確な審査と迅速な支払が期待できるのではないでしょうか。
それでも、最終的な手続きは人の手によるものとなりますから、担当者にもスキルアップをしていくことが求めたいものですね。
~~~~◇◆◇◆~~~~◇◆◇◆~~~~◇◆◇◆~~~~◇◆◇◆~~~~
かんぽ生命、保険金審査に人工知能 支払い正確に
(以下、日経新聞より一部抜粋)
日本郵政傘下のかんぽ生命保険は、2016年にも米IBMの学習するコンピューター「ワトソン」を保険金の支払業務に導入する。担当者が保険契約者から受け取った書類を審査する際に、ワトソンが過去の事例や必要な約款、法制度などから最適な回答を導き出して支援する。経験の浅い担当者でも審査を正確にできるようにし、契約者が保険金を早く受け取れるようにする。
ワトソンは様々な情報を分析・学習し、そこから導き出した結果を理由とともに示すことができる認知型コンピューターだ。文章を理解できるうえ、学習を進めれば回答の精度も上がる。
PC用
関連記事
-
-
日本生命が中小企業退職金共済制度を悪用
生命保険大手の日本生命の地方の営業部に勤めていた元部長と職員が、中小企業の従業員を対象にした国の退職
-
-
高い保険を売っている?保険ショップの販売姿勢を金融庁がチェック
ショッピングモールや商店街で保険ショップを目にすることも多いと思います。 休日になると相談している
-
-
ライフネット生命とKDDIが業務提携。auユーザーに生命保険や医療保険を販売。
ネット系の生命保険の契約は伸び悩んでいる現状です。 自分で選べて、いつでも契約手続きができ、保険料も
-
-
生保への「責任開始に関する特約」の導入が拡大しています
生命保険の責任開始は通常、申込書の受領・告知(もしくは診査)・第一回保険料の払い込みの3つが揃って初
-
-
日本生命がニトリ店内に保険ショップを展開 ~ターゲットを絞った戦略とは~
日本生命保険はニトリホールディングスと提携し、ニトリの店内で乗り合い代理店(保険ショップ)を展開しま