朝ドラで話題の大同生命、法人向け生命保険で躍進
NHKの朝のテレビドラマ「あさが来た」が非常に人気になっています。
明治時代の女性企業家の一人、広岡浅子さんがモデルですが、彼女の業績も脚光を浴びていますよね。
その広岡浅子さんは、大同生命保険の創業者の一人でもあります。
さて、その大同生命保険ですが、法人会などを中心とした中小企業への営業に力を入れていることをご存知の方も多いのではないでしょうか。
中小企業向けの保険商品は、契約者=会社、被保険者=経営者で、保険料を会社が負担し、経営者が死亡した場合に保険金を会社が受け取る仕組みになっています。
大企業と違い、中小企業は経営者個人の信用や営業力に依存していることが多いため、経営者が死亡した際には事業の継続が危ぶまれることもあるのです。
そのため、保険に加入しておくことにより、経営者が死亡した際の当面の運転資金や借入金返済に備える中小企業も多いのです。
1億円の保険が大ヒット!
中小企業にとっては経営者の死亡だけではなく、経営者の病気や事故により長期に渡る離職や引退も大きなリスクですよね。
大同生命では、10年10月にはがんなどの重大な病気に罹った時に支払われる保険商品を、そして14年9月には身体障害者になった時に支払われる保険商品を発売しています。これは共に最大保険金額が1億円と保障額も大きいので保障としては安心できるのではないでしょうか。その分、保険料負担が大きくなりますから、どの企業でも加入できるというわけにはいかないかもしれませんね。
しかし、新規契約数の18%をこれらの商品が占めていることを考えますと、その必要性を感じていた経営者が多かったことが窺われます。
また、経営者個人をターゲットにした保険販売にも力を入れ始めており、10月に発売した介護保険の売れ行きも好調のようです。
朝ドラ効果は表れるか?
NHKの朝のドラマの影響力はとても大きく、ニッカウヰスキーやサントリーの売り上げが「マッサン」の放送時に伸びたことも記憶に新しいですよね。
話題性もあり、今後物語が進むにつれ、大同生命保険も世間の関心をますます集めるのではないでしょうか。
業績にも大きく影響することも考えられます。今後の契約件数の伸びも気になるところですね。
PC用
関連記事
-
-
広がる民泊。専用の民泊保険を大手保険会社が販売。
三井住友海上火災保険が2016年11月に民泊の貸主向けの損害保険を発売します。 民泊は現在、国
-
-
広がるショップ型保険代理店。課題はまだ多い。
昔は生命保険の営業と言えば、自宅や職場に営業職員が訪問することがほとんどでした。現在は、昼間の自宅在
-
-
かんぽ生命保険が学資保険を新発売。消費者のメリットは?
根強い人気の学資保険。比較して選ぶべし。 最近行われたネット上のアンケートによれば、未就学児を持つ
-
-
第一生命保険が部分保障変更制度を導入。保険見直しをやりやすく。
生命保険はライフサイクルに合わせて保険の見直しをしていくことが大切です。 子供が独り立ちするまでは遺
-
-
au損害保険、業界最安値の自転車保険の開発・販売を開始
au損害保険は自転車小売り最大手のあさひ向けに専用の自転車保険を開発しました。 通常の保険より補償額