自転車保険を親の立場で考える
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自転車保険
自転車事故による多額の損害賠償請求の支払命令が裁判所から下された背景を受けて、昨今では自転車保険のニーズが高まってきています。
先日、自動車運転をしていて改めて考えさせられた事がありました。
私は自動車を運転していて信号待ちをしていたのですが、小学校低学年の男の子3人が自転車を運転して出かけるのを見ていました。最初に気になったのは、自転車を運転しなれていない事による「ふらふら運転」でした。たまに車道にまたがったり、駐車している自動車にぶつかりそうになったり見ているこっちがはらはらしました。
私はこれを見た時に、自転車保険はこのような小さなお子さんがいる世帯にこそ必要で、直ちに加入するべき保険である事を確信しました。
もし、子どもが自転車を運転していて駐車していた自動車を傷つけてしまった場合、損害賠償は監督責任のある親に生じます。自転車運転中に人にぶつかってけがをさせてしまった場合や物を破損させてしまった場合も同様です。
これらを考えた時、私は今までは学校へ自転車通学する高校生に焦点をあてておりましたが、自転車保険はすべてが未熟である幼児、小学生にこそ掛けるべき保険だと私は感じました。そして、これは万が一による家計資産を自衛する効果もあります。
今回の件で私も同じような子を持つ親として改めて考えさせられましたし、ファイナンシャルプランナーという専門家の立場として広く皆さんへ伝えていく必要性があると再認識するきっかけとなりました。
(以下は朝日新聞からの一部抜粋です)
自転車保険、契約ペース倍増 賠償金の高額化など背景に
自転車で人にけがをさせたときなどに補償してもらえる「自転車保険」の契約件数が、前年の2倍以上のペースで伸びている。自転車事故での損害賠償金も、最近は千万円単位が珍しくない。6月からの改正道路交通法の施行で、自転車の交通ルールが厳しくなったことも背景にある。
三井住友海上は2011年から、全国約1万7千店のセブン―イレブンで申し込む自転車保険を扱っている。契約者自身や子どもなどの家族が誰かにけがをさせた場合、賠償金1億円を補償するプランで、保険料は年4490円から。昨年4月からはインターネットでも、同じような商品を売り始めた。コンビニとネットを合わせた契約件数は14年度で約10万件にのぼり、6月の件数は前年6月の2・5倍の勢いだ。
自転車はオートバイや自動車と異なり、保険の加入は原則任意だ。3社とも、事故相手への賠償だけでなく、自分がけがをしたときの補償や自転車以外の交通事故、日常生活でモノを壊したときの賠償補償などもついているのが特徴だ。
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