自動車保険の保険料、ドライバーの運転データも反映することに
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自動車保険
よりリスク細分化された自動車保険が作られる
国内大手保険会社の損保ジャパン社が、ドライバーの走行の癖や使用時間帯に応じて保険料が変わってくる自動車保険の開発検討を進めているようです。
これまでも走行距離やゴールド免許保持によって保険料が変わる自動車保険はありましたが、運転手の走行データをもとに保険料を決まるというのは初めての試みになります。
運転の上手い人は自動車保険料が安くなる
損害保険会社では、少子高齢化に伴って自動車に乗る人が減ったり事故率が増加しており、自動車保険の赤字体質が深刻な問題となっていますが、リスクを適切に反映した保険料体系とすることにより自動車保険の収支改善を図ろうとする考えがあるのだと思われます。
日頃から安全運転を心がけているドライバーにとっては保険料が安くなる可能性がありますから、ありがたい試みですね。
(ニュースからの引用)
走行パターン、自動車保険料に反映? 損保ジャパン検討運転する人の走行パターンに合わせた「オーダーメード型」の自動車保険が実現するかもしれない。
損害保険大手の損保ジャパンが検討を始める。すでに2013年7月から、契約者の同意を得て、日産自動車の電気自動車「リーフ」の走行データを集めている。
車を使う時間帯や走行距離、急ブレーキや急発進の回数などのデータだ。乱暴な運転が多ければ、事故に遭う確率が上がる。そうした契約者の保険料を上げ、安全運転の人は下げることを想定している。いまの保険料は、無事故の期間が長ければ安くなるほか、スポーツカーのように事故が多い車種では高くなる。走行距離が短ければ、保険料が安くなる商品もある。
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