車の盗難、車上荒らしに要注意!防犯対策の意識付けを。
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自動車保険
日本損害保険協会が2015年11月に保険金支払い事案を対象に自動車盗難事故実態調査を実施しました。一ヶ月間に保険金を支払ったのは自動車盗難312件、車上ねらい・部品盗難490件でした。
昨年度と比較すると自動車盗難も車上ねらい・部品盗難共に件数は減少しています。
しかし、減少したとは言え、1日当たり2.7件の支払い事案が発生しているのです。個人的にはこんなにも自動車盗難や車上ねらい・部品盗難が多いのには驚きました。
自動車盗難では、プリウス、ハイエース、ランドクルーザーがワースト3車種で昨年と同様でした。
何故この3車種に盗難が多いのでしょうか。
プリウスは人気車種ということだと思います。
ハイエースに関しては、海外への盗難車の不法輸出なども考えられるでしょう。ハイエースは荷物の積載もできるという実用性が海外では人気なのかもしれません。
ランドクルーザーは、悪路などにも強いということで、これも海外への不法輸出目的が背景にあるのかもしれません。
車上ねらい・部品盗難は、外部部品、金品・カードの被害割合が増加しています。
外部部品は、車にお金をかけて改造する人も多いので、その市場に流れることも考えられます。
車自体の盗難に関してはイモビライザーという自動車盗難防止システムがあります。これを付ければ万全というわけではありませんが、付けていないものよりは盗難被害には遭い難いと思います。
また、「ちょっとだけなら大丈夫」と車を離れる際に施錠しないというのも避けるべきでしょうね。ほんの数分だけ目を離したすきに車上荒らしに遭ったという話もよく耳にします。
少しでも車を離れるのならば、やはりしっかりと施錠することが盗難防止になると思います。
車は高額な物です。盗難に遭わないように、所有者・使用者も十分注意することが大切ですね。
損保協会、第17回自動車盗難事故実態調査結果を発表
日本損害保険協会では、自動車盗難の防止対策の一環として、損保会社が2015年11月に保険金を支払った事案(自動車盗難312件、車上ねらい・部品盗難490件)を対象に自動車盗難事故実態調査を実施した。同調査は、2000年から実施しており、今回が17回目となる。
昨年度の調査と比較すると自動車の盗難被害は372件から312件に、車上ねらい・部品の盗難被害は626件から490件に各々減少しているが、両者をあわせると1日あたり2.7件の支払事案が発生している。
車上ねらい・部品盗難は、外装部品(バンパー・ドアミラー等)、金銭・カードの被害割合が増加している。
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