大同生命の中小企業ファンド支援について
公開日:
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最終更新日:2017/03/11
生命保険
新日本新聞の記事で、「大同生命、中小企業の経営を支援するファンドへ投資」というニュースがありました。
大同生命と言えば、個人の顧客ではなく法人会等を中心に営業展開をしているので、中小企業の経営者向けの保険が大きな柱になっていますよね。
大切なマーケットである中小企業の応援に力を入れるのも頷けると思います。
今回、大同生命が中小企業の経営を支援するファンドに投資を行ったのには、そういう「中小企業を支援する」という思いがあるのではないでしょうか。
今の時代、ただ自社の利益のためだけに動いたのでは、マーケットは枯渇するばかりだと思います。共に成長していく、支援していくという姿勢が企業にとって大切になっているのではないでしょうか。
既存のマーケットをただ活用するのではなく、そのマーケットを企業と一緒に育てていけば、ゆくゆくは新しい顧客に繋がっていくことでしょう。
事業承継や役員の退職慰労金等のために企業が生命保険を活用することができます。
また、保険料を損金計上できる契約形態もありますので、企業が潤っていけば生命保険への加入検討の機会も生まれてくるでしょう。
大同生命、中小企業の経営を支援するファンドへ投資
(以下は、新日本保険新聞より一部抜粋)
大同生命は、トライハード・インベストメンツが設立した「KKTH2投資事業有限責任組合」に対して投資を行った。
このファンドは、中小企業の経営実態に即した多様な資金供給と経営支援を行い、事業承継、事業再生、新事業展開等により新たな成長・発展を目指す中小企業を幅広く支援するものであり、独立行政法人中小企業基盤整備機構が中小企業の成長を支援するために投資するファンドの1つである。ファンド総額は250億円(上限)。
なお、大同生命は、中小機構の北海道・関東・北陸・近畿・中国・四国・九州の各地域本部と業務提携を行っており、中小企業の経営支援に協力して取り組んでいる。
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