住宅ローンの借り換え以前に「絶対」考えなければならないこと
公開日:
:
住宅・住宅ローン
今、この記事を読まれている人はきっと住宅ローンの借り換えを検討していることと思います。中にはインターネットで少しでも低い金利を求めて検索している人も多いのではないでしょうか。
しかしながら、住宅ローン借り換え以前に「絶対」に考えなければならないことがあるのですが、今回はそのことについてご紹介していきたいと思います。
そもそも収支と支出のバランスは適切なのか確認する
住宅ローンの借り換えを検討している人は、
「返済金額を少なくしたい」
「返済負担を軽くしたい」
と考えるのが一般的でしょう。
しかし、毎月の給与(手取額)から食費や水道光熱費などの生活費をはじめ、住宅ローン返済や生命保険料、教育費などの毎月支出するお金を差し引いた「正味手元に残るお金」があるかないかで対策が異なります。
毎月の支出が収入よりも上回っており、そもそも住宅ローンの返済が追いついていない状況の人は意外と多いものです。
まずはこの部分をしっかりと確認し住宅ローンの借り換えをする効果が見込まれるのかどうかを考えることが重要です。
安易な条件変更は結果として自分の首を絞めることになる
住宅ローンの返済が苦しくて、銀行へ返済条件の変更や猶予を求めてしまう人も多いと思います。こちらについて否定するつもりはないのですが、金融機関の信用情報といった面で「マイナスの評価」を受けてしまいます。
もっとわかりやすく説明すると、他の融資が通らなかったり、借り換えそのものの受付がしてもらえなかったりするといった意味です。
これまでに書いた参考記事
うまい話には訳がある!住宅ローンの条件変更に潜む大きな落とし穴
返済が苦しくなってきたと感じたときは、銀行へ条件変更の相談をする前にFPといったお金の専門家へ早めに問題点を導き出してもらうのが適切でしょう。FPは住宅ローンの借り換え相談だけではなく総合的な家計のお金についてアドバイスをする立場にあるため、住宅ローンだけに特化せず家計全体のお金が効率よく回る具体的な方法をアドバイスします。
目先のお金だけに捉われるのではなく、長い目でお金の流れを考えることが大切なのです。
PC用
関連記事
-
-
今ある住宅を活用して老後資金を確保する3つの方法
老後の生活資金と聞いて一番に思い浮かべるのは、「公的年金」だと思います。 でも、実際には公的年金の
-
-
夫婦なのに贈与税が発生!これってあり? | 住宅ローンには要注意!
夫婦共働き、夫婦で住宅ローンの申し込みなど、一昔前と随分世の働き方が大きく変化したと感じます。 この
-
-
賃貸マンション・アパートに住む人に教えたい!火災保険の見直しで毎年1万円節約する方法。
賃貸マンションや賃貸アパートに住むと、基本的には賃貸向け火災保険(家財保険)に加入しなければ
-
-
マイナス金利における住宅ローン選択のポイントとは
日本銀行のマイナス金利政策を受けて、金融機関における住宅ローンの低金利時代が続いています。 住宅
-
-
広がる民泊。専用の民泊保険を大手保険会社が販売。
三井住友海上火災保険が2016年11月に民泊の貸主向けの損害保険を発売します。 民泊は現在、国