様々な種類の保険が登場するミニ保険市場。消費者のメリット・デメリットは?
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大手保険会社で「保険に加入したくて申し込んだけれど加入できなかった。」という声を耳にしたことはありませんか? 保険加入には各社で保険の引受基準を設けており、引受基準は必ずしも横並びではありません。
そこで目を向けたいのがミニ保険と呼ばれる少額短期保険です。医療保険を生損保会社で加入できなかった場合でも、ミニ保険の中には加入できる商品があるかもしれません。
例えばエクセルエイド少額短期保険会社では、糖尿病の方向けに「糖尿病でも加入できる医療保険」を販売しています。
また、一般の生保・損保会社で取り扱っていないニッチなリスクをカバーしてくれる保険もあるのです。ペット保険がその代表です。
ペットに家族同様の愛情を注いでいる人もたくさんいますよね。ペットが病気になり動物病院へ行くとかなりの費用がかかると言われています。人間とは違い、健康保険制度があるわけではありませんから全額自己負担になってしまいます。
生損保ではペットの医療保険は取り扱っていませんが、ミニ保険にはペットの医療保険商品があります。治療費の補償をしてもらえるので、ペットを飼っている人には気になる商品ではないでしょうか。
ミニ保険の特徴は、保険金額の上限が少額なこと、保険期間が通常1年と短いことが挙げられます。そのために保険料がリーズナブルに感じられます。
しかし一方で、保険会社が倒産した場合には、契約者を保護する制度がありません。保険契約も契約者も保護されないのです。この点は注意したい点です。
保険加入はもしもに備えての安心を得られますが、あれもこれもと加入しては保険料の負担は大きくなってしまいます。たとえミニ保険とは言え、複数商品に加入してしまえば例外ではありません。
先ずは、自分に何の保障(補償)が必要かを見極め、加入する保険を選ぶことが大切でしょう。保障(補償)が重複してしまっている場合もありますので、保険内容もしっかり把握出来なくてはなりません。
様々な種類の保険が出てきたことは消費者には喜ばしいことですが、必要な商品を重複せずに厳選できる力も契約者には必要になってきていますね。
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