保険金請求漏れが無くなる動きが到来。
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保険法では生命保険の保険金請求に「3年」という時効を設けておりますが、皆さんはご存知でしたか?
一昔前には亡くなった故人の物を整理していたら生命保険証券が見つかったなどという話がちょくちょく聞かれ、思いがけない遺産を遺してくれたなどと言われたりもしましたが、結果としてこれは「たまたま保険証券が見つかったにすぎない」のです。時効後に保険証券が見つかったとしても紙切れ同然の掛け金がすべて水の泡になる事は最低限覚えておかなくてはなりません。
同じような内容ですが、家族が加入保険の契約内容を知らないために保険金請求をしないケースも多く、生命保険会社各社は家族にも契約内容を知らせるサービスを相次いで導入しております。
このサービスが今まで普通に無かった事に対して心から憤りを感じますし、不誠実にも程があると思います。生命保険の証券分析をすると粗悪な保障内容の保険に満足気に加入されている方がまだまだ多いのですが、更に追い打ちをかける様に「保険金請求されなければラッキー」といったような制度及び保険会社の体質に対して大きな問題があります。
とある生命保険会社がこのサービスを始めた事に伴い、しぶしぶ後を追う様にこのサービスを始めた保険会社に対して信用、信頼なんて持てるのでしょうか?そして、相互扶助、助け合いといった保険本来の目的について一番考えなければならないのは、保険を取り扱っているすべての人ではないでしょうか?
保険金請求が当然に行われ、遺族に保険金が支払われる事は当たり前でなければならないのです。
生命保険 家族にも契約内容通知のサービス
生命保険を契約した人が死亡した際、家族が契約内容を知らないため保険金を請求しないケースがあることから、生命保険各社は家族にも契約内容を知らせるサービスを相次いで導入しています。
生命保険は、契約した人の個人情報を保護する観点から、保険金の受取人に指定されている家族に対しても、保険会社側から契約内容などを知らせることはできませんでした。このため、契約した人が死亡しても、家族が契約内容を知らないため保険金を請求しなかったり、手続きに手間取ったりするケースがあり、課題となっていました。
第一生命は、あらかじめ契約者の同意を得て登録しておく手続きを新たに導入し、家族から問い合わせがあった場合、契約内容などを知らせるサービスを先月から始めました。日本生命は70歳以上の契約者を対象に、事前に登録しておけば、家族に対して保険の契約情報を年に1度書類で通知するサービスをことし10月から始めるほか、明治安田生命はすでに家族の連絡先の登録制度を始めていて、契約者の家族が保険金をスムーズに受け取れるようになることが期待されます。
(NHKより一部を抜粋)
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