火災保険の水災補償を外して保険料を安くする
公開日:
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最終更新日:2018/09/04
火災保険
火災保険は火事だけを補償するものではありません。
落雷、爆発、水漏れ・・など、様々な損害をカバーしてくれます。
保険に入っておくなら補償はすべて用意して万全にしたほうがよいと思っていませんか?
たしかに安心感は増しますが、用心しすぎて不要な補償までつけているケースが意外と多いのです。
水害の補償(水災補償)が要らないケースも多い。
台風や川の氾濫などによって水害のニュースを見かけることが多いでしょう。
そこで火災保険でも水害補償をしてもらおうと考える気持ちは理解できるのですが、注意点があります。
水災として補償が受けられるためには、
「床上浸水、もしくは地面から45センチ以上の浸水」
が条件となっているのです。
マンションやアパートの上階に住んでいる人や高台に家がある方には、まずありえない設定なのです。
こういう場合は水害補償をはずして、その分少しでも保険料を節約しましょう。
補償を選択できる火災保険を選ぼう
なお、すべての火災保険で補償を自由につけはずしが出来るわけではありません。
残念ながら多くの保険会社がパッケージ型の火災保険を販売しており、それが可能なのはまだ一部の保険会社に限られています。
例えば、AIU保険会社の火災保険「スイートプロテクション」では10項目の基本補償を自由に選べるなどカスタマイズ性に優れており、自分に合った火災保険を節約しながら選べるとして業界人からの評価も高く、人気を得ています。
各社の見積もりを取って比較しよう
火災保険は自動車保険ほどではありませんが、保険会社によっても同じ補償内容でも保険料が変わってきます。各社見積もり比較が出来る無料サービスもありますから、それを活用することも大切ですね。
【火災保険の無料見積もりサービスの例】
・10社まとめての火災保険一括見積もりサイト(株式会社イッカツが提供)
以下の主要10社に全て対応できているので、1社ずつ価格を聞いていくより手間をかなり省けます。
保険会社名 | 規模 | 一括見積り |
---|---|---|
東京海上日動火災 | 国内の大手損保 | ○ |
損保ジャパン日本興亜 | 国内の大手損保 | ○ |
三井住友海上 | 国内の大手損保 | ○ |
あいおいニッセイ同和損保 | 国内の大手損保 | ○ |
AIG保険 | 外資系の大手損保 | ○ |
富士火災 | 国内の中堅損保 | ○ |
朝日火災 | 国内の中堅損保 | ○ |
共栄火災 | 国内の中堅損保 | ○ |
エース損保 | 外資系の中堅損保 | ○ |
セコム損保 | 国内の中堅損保 | ○ |
火災保険を上手に節約できている方や保険に詳しい方は大体このような比較サービスを有効利用されています。
昔は不動産屋や銀行が提示した1社の火災保険に加入せざるを得なかったのですが、インターネットが進んだ今だからこそ出来るサービスですね。
PC用
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