家計・生活の知恵袋
最新のお知らせ

スマートフォンでも閲覧できるようになりました!

人にお金を貸すときに絶対に忘れてはならない5つの注意点

公開日: : 最終更新日:2019/07/03 日常生活の節約

友人や知人との付き合いで「お金の貸し借り」の経験は一度や二度あると思います。お金を貸している側からすると、仮に金額が少額であったとしてもそれが本当に返してもらえるのか気になりますし、不安になってしまうものです。

そこで今回は、人にお金を貸すときに絶対に忘れてはならない5つの注意点と題して、お金を貸す立場になった際に自分の立場とお金を守る注意点をわかりやすくご紹介していきます。

絶対に忘れてはならない注意点その1
「借用証または契約書を必ず作成する」

人にお金を貸すときにまずもってやらなければならないことは「借用証」や「契約書」といった「お金を貸した証拠」をしっかりと残しておくことです。友人や知人とのお金の貸し借りにおいて最も行わない行為だと考えられますが、これがお金の貸し借りにおいて最も重要であることは言うまでもありません。

お金を貸した、借りていないといった水掛け論は、この書類を作成しておくことで回避できますので友人や知人を問わず、必ず作成しておくようにしましょう。これらの書面は、インターネットで無料ダウンロードできるひな形がありますので、各々探して作成し、お互い一部ずつ保管するようにしてください。

自分で作成する場合は、以下4点が記載されているか必ず確認するようにしてください。

1 「私、○○○(借りた人の氏名)は、金○円を本日借り受けました」といった趣旨の文言があること

2 お金の返済期日、返済方法を決めて、記載していること

例 「令和〇年○月から令和〇年○月まで各月25日に分割して返済します」

「令和〇年○月○日に一括して返済します」

3 利息を決めて記載していること(任意)

知人や友人であろうともお金の貸し借りには「利息」が必ず伴います。個人のお金の貸し借りにおいて当事者間で利息を付けないことを取り決めするのは法的に問題ありませんので、こちらに関しては任意で行うようにしてください。

4 借用証や契約書を作成した日付を記載する

実際に作成し、署名、捺印した日付を必ず記載しましょう。

絶対に忘れてはならない注意点その2
「相手の返済能力をみる」

ここでは、友人・知人とのお金の貸し借りをイメージしておりますが、お金を貸した相手の返済能力をみるのが、絶対に忘れてはならない注意点の2つ目です。
毎月の収入がしっかりとあることは当然ですが、その資金の使途やなぜお金を借りるのかといった理由も確認しておくべきでしょう。

娯楽やギャンブルといった理由では、いつまで経っても返済してもらえないリスクが漂いませんか?

絶対に忘れてはならない注意点その3
「相手の人柄をみる」

こちらに関しても、友人や知人であればそもそも信用して貸してしまうと考えられます。
何か様子がおかしい場合には、お金を貸す前に話しを聞いて確認したり、あえてお金を貸さないといった苦渋の決断も必要となってくるでしょう。

絶対に忘れてはならない注意点その4
「返済時期、返済方法等を確認する」

こちらは、注意点のその1で紹介した内容と重複しますが、知人・友人であればあるほど「口頭」でお金の貸し借りを済ませてしまうケースが多いと思います。「○日までに必ず返すから○円貸して」といったありきたりな会話が思い浮かぶのは筆者だけでしょうか?

友人や知人を助けるといった趣旨でお金を貸すことに対して否定をするつもりは一切ありませんが、あくまでも自分自身や絆を守るといった意味ではお互い明確なルールを借用書や契約書で交わしておくべきだと考えます。

絶対に忘れてはならない注意点その5
「担保を設定する」

こちらに関しましては、貸した金額によって担保を設定したり設定しなかったりすることになると考えますが、金額が高額の場合には不動産を担保に設定したり連帯保証人を付けたりするといった方法を取るのが一般的です。

知人・友人とのお金の貸し借りで少額な場合には、決して馴染み深いものではありませんが、場合によっては相手の配偶者や相手の親族といった第三者を保証人としておくことは、自分の貸したお金を守る意味でも有力な方法になると言えます。

まとめ

人にお金を貸すときに絶対に忘れてはならない5つの注意点として

1 借用証または契約書を必ず作成する

2 相手の返済能力をみる

3 相手の人柄をみる

4 返済時期、返済方法等を確認する

5 担保を設定する

の5つをご紹介しました。
できる限り、お金の貸し借りは避けるべきだと考えますが、どうしてもといった場合には、上記5つの注意をしっかりと守り、トラブルの防止に役立てるようにしてください。

PC用

関連記事

合格者が教える!FP資格取得のためのお勧め勉強法はこれ。

お金の専門家とも呼ばれるFP(ファイナンシャルプランナー)。 その需要は年々高まり、今では「FP」

記事を読む

リバースモーゲージの基本と活用方法

いわゆる団塊の世代と呼ばれる人たちが老後を迎えていく中で、すでに年金生活を始めている高齢世代が毎日の

記事を読む

クラウドソーシングの完全マニュアル。始め方から稼ぎ方までを紹介!

インターネットやスマートフォンがあたりまえに普及したいま、一人ひとりにあった仕事の選び方や仕事の方

記事を読む

クレジットカードの基本知識と利用手数料の注意点

一般に成人一人あたり平均2枚~3枚所持しているといわれるクレジットカードですが、昨今では、「カード手

記事を読む

賃貸マンション・アパートに住む人に教えたい!火災保険の見直しで毎年1万円節約する方法。

賃貸マンションや賃貸アパートに住むと、基本的には賃貸向け火災保険(家財保険)に加入しなければ

記事を読む

PC用

妊婦さんが妊娠中に加入できる保険のまとめ

妊婦さん向け医療保険 各社の特徴 【相談】 妊娠中でも加入できる医

火災保険が10%値上げ!長期契約は最大で5年までに改悪。

損害保険料率算出機構は、火災保険料の算定基準である参考純率を平均で10

自転車保険
2021年は自転車保険の加入率が増加。自転車事故には保険で備えよう。

au損保が3年連続となる自転車保険の加入率を全国で調査しました。

no image
交通事故削減に自動車保険で貢献。各地の危険情報をドライブレコーダーが警告。

香川県などは、1月下旬から交通事故防止のため新たな取り組みを導入すると

○十万円節約できる!火災保険を安くする5つの見直しポイント!

火災保険は長ければ、数十年にわたって加入する可能性のある保険です。

→もっと見る

【確定拠出年金の攻略マニュアル】 始め方から利益を出す鉄則まで
【確定拠出年金の攻略マニュアル】 始め方から利益を出す鉄則まで

確定拠出年金(401k)の法律の改正が成立したことを受けて、確定拠出年金に大きな注目が集まっています。

お仕事ママ必読!産休・育休中にもらえる3つのお金とは

産休・育休制度が使えることは知っていても、長期に渡って休むとなると、気になるのはやはりお金のことではないでしょうか。

火災保険を安く出来る5つの見直しポイント!
○十万円節約!火災保険を安く出来る5つの見直しポイント!

火災保険は長ければ、数十年にわたって加入する可能性のある保険です。 見直しの結果が年間保険料にして数千円であったとしても、