相次ぐ自転車事故に、自転車保険が注目を浴びつつある
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火災保険
近年、自転車ブームもあり自転車事故が増えています。警察庁は2011年から自転車をあらためて「車両」として定義をしており規制が厳しくなっています。
そして「自転車事故で高額な賠償請求」というニュースで最近は自転車保険への関心は高まっています。しかし加入率は低く10%未満とも言われています。
医療保険や死亡保険にはない補償内容
多くの自転車保険には「他人をケガさせた時の補償」とそれ以外の医療保険や死亡保障など色々なものがセットになっています。その結果、年間の保険料が1万円を超えることもあり結構、割高です。でも本当に怖いのは他人にケガをさせて数千万もの賠償命令が出た時ですよね。
その点この「傷害保険つき自転車」は「個人賠償責任保険」であり本当に必要な補償に絞っており無駄がありません。
個人賠償責任保険は他の保険でも代用可!
ところでこの大事な「個人賠償責任保険」ですが身近なところにもあるのをご存知ですか?
実は自動車保険や火災保険の特約でも入る事ができます。共済の特約にもあります。保険料も補償限度額1億円で月100~数百円と低コストですよ。
個人賠償責任の補償をしてくれる自転車保険は入っておくべきだと思いますが、他の保険の特約で入るという方法もあります。他の保険とのバランスで無駄のない入り方をしましょう。
出た!1億円傷害保険つき自転車 2月から販売 埼玉
自転車販売大手のホダカ(埼玉県越谷市)は最高1億円の個人賠償責任の傷害保険を付けた自転車を、2月から販売する。同社によると、自転車業者が負担する保険額はこれまで5千万円が最高。自転車の保険の認知度を高めるため、一気に倍増させた。
昨年7月、少年(当時小5)が乗った自転車の事故を巡り、親に約9500万円の賠償を命じた判決(控訴中)が神戸地裁で言い渡されるなど、近年、自転車が加害者になり、高額の賠償が請求されるケースが注目されている。
県警によると、さいたま地裁でも2002年、約3100万円の賠償判決が言い渡された。
県内で昨年あった自転車の人身事故9888件のうち、責任割合が大きい第一当事者が自転車だった事故は、2割を超える2119件。死亡事故は09年の16件から19件に増えている。しかし、自動車やオートバイなどに比べ、自転車の保険の認知度は低い。日本サイクリング協会によると、保険会社で本格的に制度が整備されたのはここ数年で、加入率はまだ全体の2割程度とみられる。
1982年からある安全整備済み証を兼ねるTSマーク付帯保険も、補償は最高2千万円で、重大事故をカバーしきれていないという。
(朝日新聞)
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