【FPが教える】家計管理が苦手な人でもお金を増やせる投資・節約法ランキング
投資は難しそう、節約は苦手という声をよく聞きますが、ほとんどの場合知らないだけです。人は知らないことは難しいと感じるものです。
家計をなんとか改善したいという方はぜひ、知ることから始めて見てください。そこで、今回はオススメの節約・投資方法をランキング形式でわかりやすく紹介していきます。
説明は読みやすいように簡単にしてあります。
まずは内容を理解し、どの程度家計改善に役立つのか確認してみてください。始め方も書いたので、理解したらぜひ実行して下さい。
1位 確定拠出年金(DC / iDeCo)
(お勧め度:★★★★★)
参考ページ 【確定拠出年金の攻略マニュアル】 始め方から利益を出す鉄則まで
確定拠出年金とは
確定拠出年金とは、自分で積み立てや運用を行い、老後に備える自分年金制度のことです。
確定拠出年金には「企業型」と「個人型」があります。どちらも20歳から加入出来て、60歳まで積み立て、60歳以降70歳までの間に受取を開始します。
確定拠出年金は、英語で略してDCと呼ばれることもありますが、2017年に法改正が行われて、それによって個人型の確定拠出年金は「iDeCo」という名前になりました。
国民年金を支払っている日本国民なら誰でも加入可能ですし、企業型なら雇われている外国人も加入することが出来ます。
「確定拠出年金」をプロがお勧めする理由
確定拠出年金には3つのタイミングにそれぞれメリットがあります。
1つ目のメリットは、拠出時です。
拠出とはお金を積み立てることを言います。
企業型の場合、拠出金は会社の負担となります。個人の場合は、拠出金の全てが所得控除の対象となり節税効果があります。
2つ目のメリットは、運用時です。
企業型、個人型どちらも運用は自分で行わなければいけません。
運用と言っても金融機関によって元本確保型の保険や定期預金などもあります。通常どの商品でも利益が出ればその利益に税金がかかります。
しかし、確定拠出年金で運用すれば利益が出ても税金はかかりません。
3つ目のメリットは、受取時です。
積み立てたお金は年金や一時金として受け取ることが出来ます。受け取り方によっても異なりますが、どの方法でも税制の優遇がされます。
専業主婦や収入がない場合、拠出時のメリットは使えませんが他のメリットは受けることが出来ます。
公的年金だけでは生活が厳しい時代なので、このような制度を利用してしっかり老後に備えておくことが必要です。
確定拠出年金の注意点
この制度の最大のデメリットは、基本的に60歳になるまで引き出しが出来ないことです。
そのため、老後資金以外の準備には向いていません。
老後資金以外の準備や投資を行うなら他の制度を利用しましょう。
確定拠出年金の損得シミュレーション
確定拠出年金は、老後の資金準備の制度なので長い期間運用することになります。
例えば30歳から60歳までの30年間、毎月2万円の掛け金を拠出した場合、元本は720万円です。
これを年利3%で運用出来たら1,174,638円、その差は約450万円になります。
さらに、会社員の方なら節税効果が期待できます。
収入や家族構成などによって節税効果は異なりますが、例えば年収400万円程度の方が毎月2万円を拠出すると年間3万6千円程度の節税効果が見込めます。
確定拠出年金の始め方
会社員の方は、会社が決めた金融機関と商品の中から運用をすることになります。
個人の方は、まず口座開設をするための金融機関から選ばなくてはいけません。
ここからは個人型に加入する人の手順を紹介します。
① 金融機関を選ぶ
② 金融機関にiDeCo口座開設の申し込み
③ 審査
④ 審査通過後に送られてくる口座番号とパスワードでログイン
⑤ 配分割合、商品の選択
まずは、金融機関選びです。
金融機関によって取り扱っている商品は異なりますし、手数料も異なります。多くの場合、商品のラインナップや手数料は口座開設前に確認することができます。
また、金融機関によってはiDeCoを詳しく解説しているところもあります。
なお、iDeCo口座は1人1口座しか開けません。金融機関の変更は可能ですが、条件や手間がかかります。
よって初めの金融機関選びが大切なのですが、初めての場合は金融機関選びは難しいものです。
商品や手数料で選ぶのは基本ですが、まずは分かりやすさで選ぶことをお勧めしています。
口座開設前にいくつか金融機関のHPを見てください。
分かりにくいところに大切なお金を安心して預けられますか。大切なお金を預けるなら操作しやすく、安心できるところを見つけましょう。
参考ページ 【確定拠出年金の攻略マニュアル】 始め方から利益を出す鉄則まで
2位 つみたてNISA
(お勧め度:★★★★★
「つみたてNISA」は、2018年1月からスタートした制度です。
ときどきNISAを投資商品の名前と勘違いしている人を見ますが、NISAは、確定拠出年金同様に制度の名前で、NISA口座内で出た利益は非課税となります。
NISAと「つみたてNISA」は異なるもので、つみたてNISAは名前の通り「積立」に特化した制度となります。
NISAとの違いを書いたので、確認しておきましょう。
NISAとの違い
【NISA】
・通常買い付け、積立方式で運用
・年間投資上限120万円
・非課税期間5年
・対象商品は、国内株式、海外株式、投資信託
【つみたてNISA】
・積立方式で運用
・年間投資上限40万円
・非課税期間20年
・対象商品は投資信託(国が定めたものに限る)
つみたてNISAをプロがお勧めする理由
日本全体の収入は下がり、預貯金だけではお金が増えない時代、投資は生きていく上で必要なことになりつつあります。
しかし、未だに投資=怖いというイメージを持っている人も多くいます。
大切な資産を守るためはリスクの幅を抑えることが大切で、必要になるのが次の3つの考え方です。
① 長期
② 積立
③ 分散
長い目でコツコツ分散しながら積立を行うことでリスクを抑える効果があります。
そして、これにぴったりな制度が、この「つみたてNISA」です。
つみたてNISAの損得シミュレーション
つみたてNISAは20歳から申し込みが可能です。非課税期間20年間めいいっぱい使ったとしましょう。
毎月3万円、年利2%で運用出来た場合、元金は720万円、1,643,905円の利益が出て、合計は8,843,905円となります。
通常課税口座で運用をすると利益の部分に20.315%の税金がかかります(2018年3月現在)。
つまり上記の利益だと約30万円もの税金がかかるのですが。つみたてNISAで運用していればその約30万円分が0円(非課税)となるので、とてもお得です。
つみたてNISAの始め方
① 金融機関を決める
② 金融機関に口座開設の申し込みをする
③ 審査
④ 積立金額、配分割合、商品選択の設定
なお、すでにNISA口座を開設している方は、重複してつみたてNISA口座は作れません。
NISA、つみたてNISAはどちらかしか選べないのです。
また、どちらも1人1口座しか開設出来ないため、確定拠出年金と同様に金融機関選びが大切になります。比較サイトなど参考にしながら自分に合った金融機関を選びましょう。
3位 生命保険の見直し
(お勧め度:★★★★)
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生命保険というと広範囲な意味で使われることもありますが、ここでは死亡保険のことを言います(死亡保険は、加入者が死亡や高度障害になった時に支払われる保険のことです)。
死亡保険は、加入したら終わりではなく、実は定期的に見直して欲しい保険なのです。
ライフスタイルが変われば必要な保障は変わります。独身のうちは葬式代程度で良くても、結婚して養う家族が出来れば保障額は多く必要になってきますよね。
貯蓄額が増えたり、住宅を購入したりした場合でも必要となる保障額は変わってきます。
また、保険は経済状況や社会の変化に対応して、日々新しくなっています。料金が変わったり、新商品が販売されたりしているので、定期的な見直しで保障は変わらずに毎月の保険料を下げられたり、手厚い保障が受けられたりすることもあります。
生命保険の見直しをプロがお勧め理由
保険の良いところは貯蓄と違い、すぐに保障が受けられるところです。
貯蓄が少なく人ほど保険のメリットを生かして保障をしっかり確保しましょう。
特に扶養している家族がいる方で貯蓄が少ない人は、大黒柱に何かあった時にすぐに困ってしまいます。
そんな方ほど、保険を定期的に見直して家計に無理のない範囲で将来の保障をしておくべきです。
見直しのタイミングはライフスタイルが変化したり、保険の更新をしたときですが、特に何もない場合は3年に1度くらい見直すことをオススメします。
また、保険の見直しで家計の負担を減らすことも出来ます。
特に自分の加入している保険がどんな時にどのくらい出るのか分からないという人は、無駄な保険に加入していないか一度チェックをしてみましょう。
生命保険見直しの効果
生命保険は、長い期間払い続けるものです。そのため、保険を見直しても1ヶ月単位で見るとさほど大きな節約には思えません。
しかし、保険料を見直して、例え月に1,000円安くなっただけでも年間に直すと12,000円、10年経つと120,000円の節約になります。
これらを教育費や住宅費に充てると考えると大きな金額になるのではないでしょうか。
節約の基本は固定費からです。
固定費の見直しは、手続きや調べることが大変ですが、一度見直せばあとは自動的に節約が可能だからです。
固定費の代表とも言えるのが生命保険料で、生命保険は定期的に見直して上手に節約をしましょう。
生命保険の見直し方
まず見直しのコツは、必要な保障額の把握です。
加入者に万が一のことが起きたらどのくらいの金額が必要になるのかをしっかり把握しましょう。
これらは保険会社のHPでも試算することが可能です。その上で、自分にあった保険を探すことが大切です。
ただ、保険会社も色々な商品を常に出し続けているため、その情報を個人で集めていくのは大変な作業となります。
オススメは、色々な保険を取り扱っている代理店やFP事業を行なっている人に相談することです。
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保険に詳しい方を紹介してもらえば、将来の保険見直しや何かあった時も安心です。
長い付き合いになるので、安心出来るところで見直しをお願いしましょう。
4位 医療保険の見直し
(お勧め度:★★★★)
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医療保険とは、病気や怪我をした時の入院、手術、通院に対して支払われる保険のことです。
生命保険と同様に定期的な見直しが必要な保険になります。
ここ最近、医療技術の進歩、衛生状態の向上で平均寿命が延びています。つまり、亡くなった時の保障と同じくらい長生きするリスクに備えることが大切です。
高齢になればその分病気や怪我のリスクは高まります。
安心して治療を行うためにしっかりとした備えをしておきたいのですが、医療保険も一度加入すれば安心というものではなく、医療技術の進歩に伴って必要となる保障も変化しています。
定期的に見直しを行いましょう。
プロが評価するお勧め理由
医療保険も一度手続きをしておけば毎月の節約ができる分野です。
医療保険は各保険会社での競争が激しい保険ですから、良い保険がどんどん出てきています。
生命保険の見直しと同時に行いたい節約法ですね。
損得シミュレーション
FPの仕事でよく感じていることですが、実は医療保険は払いすぎている人が多いのが現状です。
30歳の女性で平均すると2,000円程度の保険で良い場合が多いのですが、5,000円程度や中には1万円近く払っている人もいます。
もちろん妊娠希望の方は帝王切開や吸引分娩に備えた保険に加入するなど必要なこともありますが、保険会社の人に言われて良く分からないまま加入している方も大勢います。
月5,000円の保険料が月2,000円になると月に3,000円、年間で36,000円も節約が可能になります。
ぜひ取り組みましょう。
医療保険の見直しの始め方
医療保険の見直しも生命保険の見直しと同様に、必要な保障額から自分にあった保険を探すのが一番ですが、医療保険の場合は公的な保障の計算が少し難しいと感じる方が多いようです。
そのため、信頼できる人に相談することをオススメします。
最近は複数の保険会社と契約をしている代理店(乗合代理店)が増えてきているので、そのような立場の人から複数の保険の話を聞くと良いでしょう。
親身になって聞いてくれて、信頼のおける人が見つかったらそこで見直しをお願いしましょう。
参考ページ 複数保険会社を取り扱うFPを紹介してくれる「保険マンモス!」が便利
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5位 自動車保険の見直し
(お勧め度:★★★★)
自動車保険も見直せば節約になる可能性が高い分野です。
自動車保険の保険料の算出方法は保険会社によって異なります。そのため、補償内容は同程度でも保険料に違いが出てくるのです。
また、乗る人や補償の範囲を見直すことで保険料を安く抑えられるケースもあります。
例えば年齢条件ですが、全年齢を補償の対象とすると保険料は高くなりなりますが、26歳以上とか35歳以上など年齢の制限をかけることで保険料は安くなります。
他にも保険会社によってはエコカー割引、ゴールド免許割引などの割引サービスを行なっているところもあります。
最近では自動車の進化に伴った保険も登場しているので、しばらく見直していないという人は特に見直すと意外な割引を発見できるかもしれません。
自動車保険の見直しをお勧めする理由
自動車保険は一度見直せば、その後は意識しなくても節約の効果があります。
子供が独立して夫婦二人しか乗らなくなったり、転職して通勤で使わなくなったりなど、生活や環境の変化に応じて見直しをすると保険料を安くできますよ。
自動車保険見直しの損得シミュレーション
自動車保険も生命保険や医療保険と同じように固定費になります。
そのため、月々の支払いが1,000円でも安くなれば年間で12,000円、5年10年と長い月日で考えると大きな節約効果が望めますからぜひ取り組んでみましょう。
自動車保険の見直し方
自動車保険は、誰が乗るのか、用途はどうするのか、どの程度乗るのかなどで必要な保険が変わってきます。まずはいくつか比較するところから始めましょう。
無料で複数の自動車保険を一括見積もりできるサイトもあるので、最も安い自動車保険がどこか、サービスの良い保険会社はどこか一度確認してみると良いでしょう。
参考ページ 【無料】保険スクエアbang!を使ってたった3分で最大21社の自動車保険の見積もりが分かった!
6位 財形貯蓄
(お勧め度:★★★)
財形とは、「勤労者財産形成制度」のことです。
勤労者、つまり働いている人が財産を築くために作られた制度です。
この制度は大きく3つに分けられますが、その中の一つが財形貯蓄制度です。
財形貯蓄制度には、一般、住宅、年金の3種類があります。
会社が金融機関と提携して給料やボーナスから天引きしてお金を貯めます。預貯金だけでなく、投資信託、国債、保険などの商品で運用することも可能です。
この制度を使うには、会社が財形貯蓄制度を導入していることが条件です。
会社役員や自営業者の方は使えないので使える人は限られた人になってしまう点で少し評価を落としました。
財形貯蓄をプロがお勧め理由
オススメな点はいくつかありますが、これから住宅を購入する方、老後資金を少しでも多く貯めたい人には特にオススメです。
住宅と年金財形には金融商品によって金額は異なりますが、非課税枠が設けられていますので預貯金で住宅や老後に備えているなら財形貯蓄制度を使った方がお得です。
住宅購入を視野に入れている方は、さらに財形住宅融資を受けられるメリットがあります。
財形住宅融資は、財形貯蓄を1年以上していて、残高が50万円以上ある人が利用できる制度です。
時期によっては民間の金融機関などの方が住宅ローンを組むのに適していることもありますが、選択肢が一つ増えるので住宅購入予定の方は活用しておきたい制度ですね。
また貯蓄が出来なくて悩んでいる方には、一番に活用したい制度でもあります。
給料から先に天引きで強制的に貯蓄されてしまうので、制度を活用すれば自動的に残りで生活をしなければいけません。
つまり、何も考えなくても毎月自動的に貯蓄ができてしまうのです。
貯蓄が出来ない人のほとんどが、生活費の残りを貯めようとしますが、それではいつまでも貯めることは出来ません。
財形に入っておけば強制的に貯蓄ができますから、会社に財形の制度があるなら利用を検討してみましょう。
財形貯蓄の損得シミュレーション
財形貯蓄は、自分で金額を決めることができます。
目的がある場合は、貯めたい金額から年数を逆算して1ヶ月の貯蓄額を決めましょう。
貯蓄が出来ない人にオススメなのは月収の2割です。2割を5年続ければ年収分を貯めることができます。
ただし、今まで貯蓄が出来なかった人がいきなり収入の2割を貯蓄することは難しいですね。
そのため2割を目指してまずは「自分が出来そうな金額」から始めてみましょう。
財形貯蓄の始め方
財形の始め方は、会社の担当部署に確認すればすぐに教えてくれます。
会社の規約によって内容が多少異なります。
まず会社が財形を導入しているかどうかを確認し、導入していれば詳しい規約を確認してから手続きを行いましょう。
7位 住宅ローンの繰上げ返済
(お勧め度:★★★)
住宅ローンの繰り上げ返済とは、毎月の住宅ローン返済とは別に返済をすることです。
住宅ローンでは、元本にプラスして利息を支払っています。
この利息部分をいかに減らせるかが住宅ローンの節約の肝になります。
利息は、借入残高と金利で決まります。
繰り上げ返済をすれば借入残高を減らせますので、それだけ利息分も減らすことができます。
住宅ローンの繰り上げ返済をプロがお勧め理由
人生の3大支出と言われているものに、住宅、老後、教育があります。
これらのバランスが大切で、住宅にお金をかけすぎるとバランスを崩して将来困ることになります。
そのため、住宅に関するお金には気をつけなければいけません。
しかし、住宅ローンというのはほとんどの人が人生で一度しか組みません。そのため、手続きの面倒さや調べることの大変さから放っておいてしまう人が多いのが現状です。
住宅のお金を節約出来れば、その分安心した老後や自分の楽しみに使うことが可能です。
大きいお金なので、難しそうと思わずにまずは着手してみましょう。
ちなみに繰り上げ返済には2種類あって、
・返済期間を短縮する期間短縮型 と
・月々の返済額を減らす返済額軽減型
があります。
住宅ローンの損得シミュレーション
繰り上げ返済に関しては、銀行や住宅金融機構のHPなどでシミュレーションすることが出来ます。
例えば、3000万円の借り入れを、金利1.5%、返済期間35年で組んだとします。
これだと、トータル約3850万円を支払うことになります。
この人が5年後に100万円を期間短縮型で繰り上げ返済するとどうなるでしょうか。
トータルで支払う金額は約3800万円となり、約50万円もの節約ができたことになります。
住宅ローン繰り上げ返済の方法
まずは、銀行や住宅金融機構のHPで手元の資金でどのくらいの節約効果が出るのか調べてみましょう。
納得のいく節約効果が望めるのであれば、ご自身が借り入れしている金融機関に繰り上げ返済をすることを伝えるだけです。
あとは、窓口で手続きの方法を教えてもらえるので、その手順通りに進めていくだけです。繰り上げ返済だけなら電話で問い合わせをして済む場合もあるので比較的簡単に行うことが出来ます。
8位 学資保険の見直し
(お勧め度:★★)
参考ページ 「学資見直しの保険マンモス!」が便利
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一昔前まで、子供が生まれたら多くの人が当たり前のように学資保険に加入していました。今でも60代以降の方は孫が生まれたから学資保険を勧めるという人もいます。(または孫のために祖父母が学資保険に加入してくれる)
しかし、学資保険も何を重要視するかで入り方が変わってきます。
学資保険は大きく分けると、支払った金額より戻ってくる金額が多くなるものと少なくなるものがあります。
なぜ2つに分かれるのかというと、学費の積立を重視するタイプと、死亡保障や医療保険特約が付いているタイプがあるからです。
それを知って加入した人は良いのですが、知らずに加入している人は見直しをした方が良いかもしれません。
特に生命保険と学資保険を別で加入している方は、万が一の時に子供の教育費まで生命保険で賄えるのに、さらに学資保険にも加入しているといったケースがあります。
備えるお金が多いのは良いことですが、そのせいで保険料が家計を圧迫していたら意味がありません。
学資保険見直しをプロがお勧め理由
学資保険は生命保険や医療保険と一緒に見直すことで保険料を安くできる可能性があります。
ただし、途中解約で逆に損をすることがあるのでその点だけは注意しておきましょう。
学資保険見直しの損得シミュレーション
学資保険の見直しも他の保険同様に長い期間で考えるものです。例えば特約だけを解約すると月に数百円分安くなります。
月で見ると数百円ですが、学資保険は加入期間が17年や18年と基本的に長い期間になるので、10年以上残っている場合には、それだけでも大きな節約になります。
毎日食費を削ることに頭を悩ますなら、保険料の見直しをする方がストレスなく節約することが可能です。
学資保険の見直し方
学資保険の見直しは、現在加入中ものが最終的にどの程度になるか、また特約はどのようになっているのかを確認することがスタートになります。
保険内容を確認したり必要な保障を考えるにはやはりFPなどのプロの意見は重要になります。
もし身近にそのような方がいれば話を聞いてみるのが良いですし、もしいなければ複数保険会社を取り扱うFPに相談されるのが良いでしょう。
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9位 住宅ローンの借り換え
(お勧め度:★★)
住宅ローンの借り換えとは、別の金融機関で新たに住宅ローンを組んで、そのローンで今までの金融機関に返済をすることを言います。
住宅ローンの繰り上げ返済でも書きましたが、住宅ローンを減らすには利息を減らすしかありません。
繰り上げは借入残高を減らす効果がありますが、借り換えは金利を減らす効果があります。
特に金利が高い時に借りた人は大きな効果が望めます。
住宅ローンの借り換えをプロが評価する理由
借り換えがオススメな人は以下の3つの条件が揃っている人です。
① 借入残高が1000万円以上残っている
② 返済期間が10年以上ある
③ 金利差が1%以上
もちろんこれらは一つの目安なので、金利差が0.5%でも残高が高かったり、返済期間が長かったりすると得になるケースもあります。
今より安い金利の金融機関を見つけたらシミュレーションをして見ると意外と節約効果があることもあります。
住宅ローン借り換えの注意点
借り換えで注意しなければいけないのが、借り換えには審査が必要ということです。
たとえ最初の借り入れが出来たとしても借り換えの審査が通るとは限りません。また、A銀行は通ったけど、B銀行は通らないということもあります。
そして、借り換えには諸費用がかかります。
金利差があって一見得に見えても、諸費用を入れたらさほど変わらない、または損だったというケースもあるので注意しましょう。
住宅ローン借り換えの損得シミュレーション
借入残高2000万円、返済期間20年、金利2%の固定金利で借り入れをしていた人が、1%のところに借り換えをするというケースでは、トータル金額が約300万円も安くなります。
借入残高が高い人、返済期間が長い人、金利差が大きい人には節約効果の高い方法です。
ただし、審査を伴うので誰にでもできるものではないことや手続きが大変というデメリットがあるので評価を低くしました。
住宅ローン借り換えの方法
まずは、現在のローン状況を確認しましょう。
定期的に金融機関からくる手紙で確認することもできますし、金融機関に問い合わせることも出来ます。その上で金利差がある金融機関選びです。
インターネットで検索をすると金利ランキングなどもあるので一度確認をしてみましょう。金利差のある金融機関を見つけたら諸費用などを調べてシミュレーションを行います。
住宅金融支援機構のシミュレーションを使えば諸費用を含めたシミュレーションが可能です。望んだ金額が出たら、借り換えしたい金融機関に問い合わせて借り換えの審査を行いましょう。
この記事のまとめ
投資と節約方法をランキング形式にして見ましたが、一番は自分に合った方法を行うことです。
貯蓄が苦手な人は財形貯蓄から始めても良いですし、保険料が高い人は保険の見直しからスタートしても良いのです。
今回は簡単な説明にとどめましたが、どの方法も奥が深く1つのテーマだけで本が書けてしまうものもあります。
しかし、気負いせずに、一つ一つやって見るというのが大切なスタンスです。
お金はスポーツと同じでやらなければ何も身につきません。1つでも自分でやってみれば効果を実感できますので、ぜひ家計の役に立ててください。
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