自動車保険、安全運転で安くなるテレマティクス保険が続々登場
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自動車保険
昨今、自動車の走行距離や運転状況などで支払保険料が変化するタイプの自動車保険が損害保険各社より続々と登場してきています。
今やインターネット割引や保険証券を発行しないペーパーレス割引など損害保険各社がそれぞれ個性ある独自のサービスと保険商品を販売しているだけに、今回の自動車保険についても加入者側のメリットが大きいといった期待ができるのではないでしょうか。
事故を起こさなければ使うことがない自動車保険だけに、特に事故歴がなく安全運転を常に心がけている優良ドライバーにとっては朗報であると言えそうです。
また、各損害保険会社が自動車メーカーや電機メーカーなどとコラボレーションしたシステムや普及率が拡大しているスマートフォンを利用したサービスにも注目していくべきでしょう。各社独自の魅力的なサービスがある中で自分にぴったりの保険を探すのには少々時間と手間がかかりそうです。
事故歴がない人は安い保険料、事故歴がある人は高い保険料というように、公平性で成り立っている保険料設定だけに、このような自動車保険は優良ドライバーの支払保険料の低下に繋がり、今後の選択肢が大きく広がっていくことが予測されます。
一方で事故歴がある人にとってみると逆に支払保険料が上がる原因にもなり、ひいては他の自動車保険の保険料にも影響を及ぼすことが懸念されます。事故を起こしたら保険料が高くなるのは当たり前だという意識はあるものの需要と供給のバランスが今後の課題となってきそうです。
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自動車保険、安全運転で安く アプリ使いデータ分析
(以下は、日経新聞より一部抜粋)
自動車の走行距離や運転状況で保険料が変わる新型の自動車保険が続々と登場している。運転データから交通事故が起きるリスクを分析し、保険料率の算定に反映させる仕組みだ。損害保険ジャパン日本興亜が3月から扱い始めたほか、あいおいニッセイ同和損害保険も4月に新商品を発売した。ドライバーに安全運転を促し、交通事故を減らす効果も期待される。
あいおいニッセイ同和損保が取り扱う「つながる自動車保険」は、実際の走行距離を基に保険料を割り引く。トヨタ自動車の新しいナビゲーションシステムを搭載した車が対象になる。1カ月の走行距離が1000キロメートル以内にとどまれば、走行分に応じて決まる部分の保険料が1キロメートル単位で安くなるという。
通信機能を持つ端末を自動車に載せ、運転データを基に保険料が決まる商品は「テレマティクス保険」と呼ばれる。欧米で先行した保険で、自動車保険に占める契約件数は5%前後にとどまるが、2020年には約3割まで高まるとの予測がある。
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