日本国内初の認知症対応保険とは?
太陽生命保険は、「認知症と診断されると保険金を支払う保険」を平成28年3月に発売することがわかりました。
少子高齢化で認知症の患者が増えるなか、同保険は社会的な需要が高まっていると判断した模様です。
高齢者の認知症は大きな社会問題となっており、昨今では認知症の高齢者が夜中に徘徊して電車にひかれ死亡した事件で、JRが死亡した高齢者の妻と別居の息子に対して監督責任が不十分であるといった理由で損害賠償を求めた裁判の判決が平成28年3月に言い渡されることになっており、世間の注目を集めています。
いわゆる「老老介護」における疲労が蓄積し、妻が眠っている間に徘徊し死亡したといった何とも偶発的な事件でありますが、妻の監督責任、別居の息子の監督責任がどのように問われるのかが大きな焦点となっております。
JRの言い分、遺族の言い分どちらもよくわかるからこそ、多くの人に着目される裁判となっているのでしょう。
国内初の認知症保険で、家族負担の軽減に
さて、認知症といえば介護が必須と言っても過言ではありません。
現在の公的介護保険は40歳以上から強制加入させられるものとなっており、介護サービスの自己負担金は1割といった特徴があります。とはいえ毎月の介護負担金が数万円であったとしても年単位で蓄積していけば大きな負担となってしまいます。
太陽生命が平成28年3月より発売する日本国内初の認知症対応保険は、認知症で介護をしている人にとっては経済的にも精神的にも支えになってくれる可能性は十分あり得ると考えます。
保障の詳細は、まだはっきりとわからないものの今後の動向に着目する必要性はあると思われます。
(以下は日経新聞からの一部抜粋です)
太陽生命、国内初の認知症対応保険 診断受けると給付金
太陽生命保険は認知症と診断されると給付金を支払う保険を3月に発売する。高齢化で認知症の患者が増えるなか、社会的な需要が高まっていると判断した。
同社によると、認知症に対応する保険は国内で初めて。時間や場所、人物のいずれかを認識できない状態が180日続くと一時金を支払う。
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