特徴ある独自商品で活路を見出す中堅生命保険会社
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医療保険
主要生命保険会社の2015年3月期決算では、17社のうち13社で本業のもうけを示す基礎利益が増加しました。これは一般法人で言うところの営業利益に該当し、生命保険業界全体が比較的良い傾向になっているという結果になっています。
収益増加のポイントは「独自路線」で準大手と呼ばれる生命保険会社も大手生命保険会社と同様に収益が増加しております。
例えば、アメリカンファミリー生命保険(アフラック)は生命保険業界で初めて入院前後の通院を保障する医療保険を発売しています。これは入院日数が短く通院日数が長くなっている医療情勢の傾向を先取りした保険商品だと言えるでしょう。
富国生命保険は長期入院などの影響で就業できなくなった場合に備える「就業不能保障特約」を発売する事で新たな収入保障保険に加入しなくても良い状況を作り出している特約です。太陽生命保険は分割払いが可能な介護年金保険を発売しています。
これらはほんの一例に過ぎませんが、共通している事は、生命保険加入者及び生命保険加入検討者のニーズに合致した保険商品であるという事です。このような保険商品は、企業の業績に直接影響を与える事は言うまでもありません。保険業界だけに限らず、良い商品は他社にも真似される傾向にありますが、そのような状況の中で、独自路線で発売したオンリーワン商品は今後も生命保険加入者に対してより質の高い保障を約束してくれる事でしょう。
後出しじゃんけんのように他社を真似しているだけの会社は生き残っていけない時代です。
私たち選ぶ側もこのような企業努力を鑑みて商品選びをする必要性がありそうです。
保険準大手、独自路線で増益 15年3月期
(以下は日経新聞より一部抜粋)
主要生命保険会社の2015年3月期決算は円安や株高で資産運用による収益が増え、本業のもうけを示す基礎利益は17社のうち13社が増益を確保する堅調な決算だった。規模で大手4社に劣る準大手は独自路線で業績を伸ばしている。
アメリカンファミリー生命保険(アフラック)は前の期比39%増の4529億円。
責任準備金の積み立て負担が減った特殊要因が収益を押し上げ、大手4社の一角を占める住友生命保険(4050億円)を初めて上回った。プルデンシャルでは傘下のジブラルタ生命保険の運用収益が51%伸びた。
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