住宅ローンのお金を節約したいなら・・・
公開日:
:
最終更新日:2017/03/11
住宅・住宅ローン
住宅ローンを申し込む際の諸費用は一般的に高額です。そのため少しでも住宅ローンのお金を節約したいと考えている多くの皆さまに、今回は死亡保険を担保とする方法を紹介していきます。
ここでいう死亡保険は、定期保険・終身保険・収入保障保険など死亡や高度障害になった場合に支払われる生命保険のことを指します。
それでは説明をしていきます。
住宅ローン=団体信用生命保険の加入は必須
すべての住宅ローンにおいて団体信用生命保険の加入が求められてはおりませんが、家族と家を守るためには、団体信用生命保険の加入は「必須」と言えます。
団体信用生命保険とは、住宅ローンの返済期間中に債務者が死亡や高度障害などになった場合、その保険金が住宅ローンの債務残高に充てられることで、遺された遺族は住宅ローン債務が無くなり、金融機関側は債権回収リスクを負わずに済むといったメリットがあります。
結果として双方が円満解決できるため広く一般に利用されています。
団体信用生命保険の実際
団体信用生命保険の保険料は、住宅ローンの金利に上乗せされるのが一般的です。
例えば、住宅ローンの金利が0.7%の時、団体信用生命保険に加入することで0.4%の金利上乗せなどといった使われ方をします。したがって実質金利は1.1%で借入しているといったイメージです。
収入保障保険の方が安い場合がある
団体信用生命保険と同じような性質の死亡保険に「収入保障保険」があります。
この収入保障保険は年齢を重ねるごとに、死亡保険金額が逓減していき満期になると保障が0円で終了といった仕組みの保険で、正に住宅ローンを完済して消滅する団体信用生命保険と同じと言えます。
総合的な支払金額でみた場合、団体信用生命保険よりも収入保障保険の支払保険料の方が安く済む場合が実はあるのです。
金融機関や融資条件によっては団体信用生命保険でなければならない場合もあり得ますが、そのような縛りが無い場合には、収入保障保険と比較検討して住宅ローンの諸費用を節約してみることをおすすめします。
PC用
関連記事
-
独立系FPが教える!理想の住宅を購入するために必要な3箇条とは
一生に一度の大きな買い物、それが「マイホーム購入」です。 希望に沿った運命的な不動産物件との出会い
-
夫婦なのに贈与税が発生!これってあり? | 住宅ローンには要注意!
夫婦共働き、夫婦で住宅ローンの申し込みなど、一昔前と随分世の働き方が大きく変化したと感じます。 この
-
FPがアドバイス!家や土地を購入する際に知っておくべき3つの留意点
あこがれのマイホームをいつか購入したいと考えている人は、世の中に数多くいらっしゃると思います。 筆
-
賃貸マンション・アパートに住む人に教えたい!火災保険の見直しで毎年1万円節約する方法。
賃貸マンションや賃貸アパートに住むと、基本的には賃貸向け火災保険(家財保険)に加入しなければ
-
マイホームは新築だけじゃない!中古住宅の選び方とメリット・デメリット
人生で最も高い買い物と言われる「マイホーム」。日本では新築が根強い人気ですが、海外ではあえて中古住宅