保険代理店担当者が経験した、海外旅行保険の事故事例
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海外旅行保険
保険代理店で勤務中に受けた、事故やトラブルの実例をご紹介します。
今回は海外旅行中に起こった事故です。
1.スーツケースが壊れた(携行品の破損)
自動車部品メーカーにお勤めのAさん。
今回は1週間のご予定でタイの工場へ出かけられるとのことで、海外旅行保険に加入したいとのご連絡が入りました。
海外旅行保険に加入して出発されて1週間後、戻られた頃かとこちらから奥様にご連絡しますと、『そういえば旅行中にスーツケースが壊れてしまったわ』とのお返事が。
詳しくお聞きしてみますと、4つあるキャスターのうち2つが完全に割れており、本体部分にも損傷はないので物は入るが、転がして運べないのでこまったわ、とのこと。
『べつにいいわよ。新しいの買うわよ』とおおらかなAさんでしたが、こんな時のために保険に入っていただいているのだから!と請求手続きに入り、無事にスーツケース修理代として数万円を保険会社から払ってもらうことができました。
2.カメラが盗まれた(携行品の盗難)
保健代理店として海外旅行保険の仕事をしていると、一番多いご請求がやはり持ち物の破損。
スーツケースのほかにビデオカメラ、携帯電話などの電子機器のご請求も多いです。
今回は20代大学生の女性グループ。
皆さんでバリ島へ卒業旅行へ出かけられるとのことで、損保ジャパンの海外旅行保険にご加入されていきました。
そのうちのお一人から『携帯電話が盗まれてしまった。どうしたらいいか』と、現地より連絡がありました。
通常、事故が起こった場合は保険会社へ直接連絡をしていただくのですが、「なぜ代理店へのご連絡?なにごとだろう?」と話を伺うと、携帯電話を充電するためホテルに置いて外出をしたら、充電器ごとなくなっていた とのこと。
鍵はフロントに預けて出たので、考えられるのはホテル関係者しかいない・・・
しかしホテル側は知らぬ存ぜぬの一点張り。
こういう場合は保険が使えるかわからなかったのでとりあえず代理店に聞いてみよう、と電話したということでした。
詳しく状況を伺った結果、これ以上ホテル側との交渉は無理と判断し、現地の警察に盗難届を出すようご案内して、保険会社に保険金請求をしていただきました、
携行品損害の請求についての注意点!
・「旅行中に盗難にあった」というご連絡をたくさん受けますが、現地警察に盗難届けを出さないと請求できないケースがほとんどですから、面倒でも必ず盗難届けを出しましょう。
・屋外での置き忘れの結果、盗難にあった場合は、ご本人の不注意とみなされ請求の対象外になることが多いのでご注意してください。
参考記事
PC用
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