【持病のある方必見】持病補償のついた海外旅行保険に加入する方法
公開日:
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最終更新日:2022/11/16
海外旅行保険
持病のある人にオススメの海外旅行保険とは
病気を治療中であったり持病があると、海外旅行保険に入れないことがあります。
例えば、糖尿病や高血圧、心臓疾患などの完治の難しい病気だと海外旅行保険への加入は難しくなりますし、ちょっと風邪を引いて病院に行ってたというだけでも加入できないときもあります。
このようなケースで保険加入するには2つの方法があり、今回の記事ではその方法を解説します。
詳しくはこのあと書きますが、個人的には1つ目の「AIG保険会社へのネット加入」が絶対的にお勧めです。
方法その1:ネット加入型ならAIG保険会社がベスト!持病の悪化も補償してくれる。
まず主要な海外旅行保険を加入可否と持病補償有無とで比較しましたのでご確認ください(保険期間が31日内の場合です)。
【持病の人の海外旅行保険】
保険に入れる | 持病補償がある | |
---|---|---|
AIGの海外旅行保険 | 〇 | 〇 |
ジェイアイ傷害火災保険 海外旅行保険「たびほ」 |
〇 | × |
損保ジャパン日本興亜 「新・海外旅行保険off!」 |
× | × |
三井住友海上火災保険 「ネットde保険@とらべる」 |
× | × |
HS損保 海外旅行保険「たびとも」 |
× | × |
このようにほとんどのインターネット海外旅行保険では持病のある人の加入をNGとしているのですが、AIG保険会社が持病でも加入できてその持病悪化まで補償してくれる海外旅行保険を販売しています。
■ AIG保険会社の海外旅行保険
https://www.aig.co.jp/sonpo
以下はAIG保険会社HPの「よくある質問」から抜粋です。
Q:持病・既往症による治療費も補償されますか?
A:はい。『疾病に関する応急治療・救援費用補償特約』により補償が可能です。
この特約は、保険期間31日までの契約にセットされており、旅行開始前に発病し医師の治療を受けたことがある病気(妊娠・出産、または流産に起因する病気および歯科疾病は含みません。)が旅行先で悪化したことにより応急治療を受けられた場合や、3日以上続けて入院し日本から家族が現地に赴く場合の費用も含め300万円を上限として、治療・救援費用を補償いたします。
ただし、継続的な治療(インシュリン注射・透析など)や投薬については補償対象外となりますので、ご留意ください。
AIG保険会社は外資系ではありますが、日本でも事業の歴史はかなり長く、海外旅行保険ではかなりメジャーな保険会社です。
世界最大手だけあって世界中に提携病院数があるのもメリットです。
AIG以外ですと、ジェイアイ傷害火災保険のたびほも加入することはできます。
■ ジェイアイ傷害火災の海外旅行保険「t@biho(たびほ)」
しかし、持病補償はついていません。
海外では国内での生活以上にストレスがあって体調を崩しやすいですから、持病悪化が心配な方はAIGの海外旅行保険のほうが安心でしょう。
なお、上記比較表は「旅行期間を31日まで」とした場合です。
32日以上の旅行の場合にはこのあとに説明する窓口加入を検討しましょう。
ちなみにインターネットで保険に加入したからといってサポートに違いが出ることはないです。ネット加入も窓口加入も同じサポートが得られます。
私がAIGの海外旅行保険がお得だと思う理由
持病のある方はAIGの海外旅行保険が圧倒的にオススメです。
なぜなら、
持病がある人もない人も保険料が同じなんです。
医療保険や自動車保険に加入した人なら分かると思いますが、持病があったり自動車事故を起こしてしまった人が保険に入ろうとするとそれに応じた高い料金が設定されますよね。
でもこのAIGの海外旅行保険ではそのようなことがなく、健康な人と同じ価格で保険に入れるのです。
これはものすごく大きなメリットです(逆に言えば、健康なのにAIGに加入されている人にとっては多めに保険料を払っているということになります)。
「AIGの海外旅行保険は料金がちょっと高め」と聞きますが、実はこのような裏事情もあるのです。
ゆくゆくは自動車保険のように健康な人と持病のある人とで料金が変わってくると思いますが、今のところは持病のある方にとっては得の出来る保険といえますね。
■ AIG保険会社の海外旅行保険
https://www.aig.co.jp/sonpo
電話サポートもあるので不明点があるときは電話で質問や確認をしながら行うのがよいです。
方法その2:窓口で持病を申告して海外旅行保険に加入する
ネットから入る方法以外では、保険代理店や旅行会社、旅行代理店などの窓口に行って、持病を申告して手続きを行う方法があります。
ただ、短期旅行ならすぐに入れますが、長期の旅行だとその場では加入できないこともあります。
この「加入できるかどうか」の基準は保険会社によって様々で、A社で入れたけどB社ではダメだったということもあります。
例えば東京海上日動火災保険の保険に入ろうとすでに決まっているなら、「東京海上日動火災保険 代理店 ○○県」などで東京海上の代理店をネット検索して最寄りのところに伺うのがよいでしょう。
注意点として、申請をしても結果が「加入不可」となることもありえますので、窓口には
旅行出発のずっと前に必ず時間の余裕を持って行くようにしましょう。
ちなみに、窓口加入はネット加入に比べて保険料は少し高めになる傾向があります(窓口の人件費が発生しているので)。
よって海外旅行保険はインターネット加入のほうがお得です。
「クレジットカードに付帯している海外旅行保険では持病を補償してくれるの?」への答え
クレジットカードを持っていて、カード付帯の海外旅行保険が使えるのでは?と思われてる方もいると思いますが、実はクレカ付帯保険では持病は補償対象外となっています。
以下の文章は、三井住友VISAカードの海外旅行保険HPからの抜粋です。
※ 以下は三井住友VISAカードのHPから抜粋。
【保険金をお支払いできない場合】
【疾病治療費用】
・旅行開始前から発病していた疾病、旅行終了後48時間経過後に発病した疾病
・被保険者の妊娠・出産・早産・流産およびこれらに起因する疾病
・歯科疾病
このようにカード各社とも、持病(既往症)や出発前に通院歴のある病気は補償されないことが明記されています。
持病補償がどうしても必要な方は、AIG保険会社のネット申込み、もしくは東京海上日動火災保険の店頭申し込みを利用しましょう。
■ AIG保険会社の海外旅行保険
https://www.aig.co.jp/sonpo
■ 東京海上日動火災保険の海外旅行保険
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/service/travel/kaigai/
持病を隠して加入しても損するのは自分。悪質な場合は逮捕されることも。
持病があることを隠して海外旅行保険に加入すればバレないんじゃないか?と考えるかもしれませんが、絶対に止めましょう。
ほぼバレます。
これは海外旅行保険だけでなく生命保険や自動車保険でもそうですが、保険会社では保険金支払いの際にそれが正当なものなのかどうかを専門の調査会社を使って調べます。
健康保険の履歴などから病院や服薬の状況はすぐにチェックされてしまいますから、嘘の申告をして保険加入するのは止めましょう。
保険金が受け取れないどころか、もしそれが故意による悪質な行為と認められた場合は警察に届けられ保険金詐欺として逮捕されることになります。
将来的には・・・
海外旅行が当たり前になってきて、シニア層で渡航される方が特に増えてますよね。
「持病があっても入れる海外旅行保険」の必要性はこれからもさらに増してきますから、色んな保険会社がネット加入型の持病OK海外旅行保険を売り出してくるのではないかと予想しています。
そのような保険が登場したときにはまた紹介したいと思います。
※保険の補償内容が変わることもありますので、念のため保険の正確な情報・詳細は各社HPやパンフレットで確認してくださいね。
ここまで読んでくださった方へのお願い
ここまでの長文を読んでくださり、ありがとうございます。
ここからは個人的なお願いになるのですが、もしこの記事がお役に立てたのでしたらお持ちのブログやHP、TwitterやFacebookでこの記事のことを紹介してもらえませんでしょうか?
この記事に書いた「持病があったり服薬中の人でも加入できる海外旅行保険」のことを知らず、渡航や旅行を諦めてしまう方がかなり多くいらっしゃいます。
「持病のある自分でも入れた!しかも持病補償までつけれた!」と喜んでもらえればと思ってこの記事を書いており、その方たちの目に触れる機会が少しでも増えるよう、ご協力いただけたらとても嬉しいです。
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Comment
わかりやすい記事をありがとうございます。海外保険を探していたのですが、昔から抱えている病気があったので役に立ちました。
AIU保険のHPも見てみて良さそうだったので申し込みました。