損保ジャパンの海外旅行保険off!では持病は補償されますか?
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最終更新日:2019/01/25
海外旅行保険
損保ジャパンのoff!の持病補償について -海外旅行保険-
損保ジャパンの海外旅行保険off!に入って海外旅行へ行こうと思っています。
治療中の持病がありますが、海外で何かあったときに補償してもらえるでしょうか。
海外旅行保険についてはこれまでも多数の質問にお答えしてきましたが、今回は持病(既往症)補償の付いた海外旅行保険について解説します。
損保ジャパンのoff!では持病は補償されない。
損保ジャパンの海外旅行保険off!はネット専用の海外旅行保険として販売されていて、保険料の安さやサポート体制の良さが高評価を得ている保険です。
私も1年~2年毎に行く海外旅行ではほぼ毎回損保ジャパンの海外旅行保険に加入しているくらいのヘビーユーザーです。
ただ損保ジャパンの海外旅行保険off!では、既往症や持病・治療中の病気は補償されません。
もともとoff!は、加入するときに持病・既往症について告知事項として聞かれるので、持病があったり治療中の場合は加入できないことになっています。
もし持病や治療中であることを隠して加入すると「告知義務違反」となり、万が一の場合に保険金が支払われないことになりますので、必ず告知は正しく行いましょう。
ただし、風邪などの軽い病気であれば、告知が不要で加入できるケースもある
告知によって加入できないのはすべての疾病や治療についてではなく、以下のような疾病・治療であれば告知せずに加入することができます。
※ 以下は損保ジャパンのHPから抜粋
通常医師の治療を受けていたり、薬を服用している場合は新・海外旅行保険【off!(オフ)】にご加入いただけません。
ただし、以下のケースは新・海外旅行保険【off!(オフ)】にご加入いただけます。
・かぜ、インフルエンザ
・食中毒(Oー157を含みます。)
・すり傷、切り傷、やけど等で軽傷かつ定期的な医師の治療を要しないもの
・あせも、アトピー、イボ、じんましん(蕁麻疹)
・花粉症
・水虫(白癬症)
・痔
・虫歯
・避妊のためのピル服用
・疾病の治療等ではなく、健康増進のための行為(市販のビタミン薬の服用等)
・医師に指示されていない薬(市販のかzw薬・胃腸薬等)の服用
・ぜんそく
・緑内障
・高尿酸血症、痛風
・前立腺肥大(投薬治療のみ)
・骨粗しょう症(投薬治療のみで、一人で歩行が可能であること)
・高脂血症
・高コレステロール血症(投薬治療のみ)
・糖尿病(インシュリン注射をしていない)
・高血圧(他の病気に関連しない)
上記のケースに該当される方でも、旅行前にすでに発生しているケガや病気によって旅行中に治療を受けた場合は、その治療費は補償の対象となりません。
末尾に書かれているように、加入することは出来てもその疾病や治療が原因によるものは補償対象外になるので注意が必要です。
これは利用者には少しデメリットでして、保険金を受け取る際に「旅行前の疾病が原因だ!」と保険会社から言われたら保険金をもらえないということを意味しています。
個人的な気持ちですが、損保ジャパンの海外旅行保険off!はこの点が利用者には不利になりえるなぁと感じています。
持病補償のついた海外旅行保険はあるのか?
損保ジャパンに限らず、多くの海外旅行保険では持病があったり治療中の方は加入ができませんが、AIG保険会社(旧AIU保険会社)が持病補償のついた海外旅行保険を販売しています。
実は他の保険会社でも窓口に行って特別に申し込みをすれば持病補償の付いた海外旅行保険を紹介してくれるケースもあるのですが、わざわざ窓口まで行くのは面倒ですよね。
AIG保険会社の海外旅行保険はネットからでも申し込みできるようになっており、窓口まで行かなくても加入手続きを済ませられてかなり便利です。
もちろん渡航先で持病が悪化した場合も補償されるので、かなり神がかっている海外旅行保険です。
ただ持病補償は「保険期間が31日まで」であることや「年齢が70歳以上の人は申し込めない」などの条件もありますので、詳しくは以下の解説ページも読まれてみてください。
参考 持病や既往症のある人でも海外旅行保険に加入する2つの方法
ちなみに、さきほど窓口でも持病補償の付いた海外旅行保険に加入できる可能性があると書きましたが、店頭での申し込みの場合、引き受けの可否について個別に審査してもらうことになり、審査完了までに日数を要することがあります。窓口に行く際は必ず時間に余裕をもっていくようにしましょう。
加えて、窓口加入の海外旅行保険はインターネット加入に比べて保険料が割高になるケースが多いという点も念のためお伝えしておきます。
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