75歳の海外旅行。海外旅行保険に入れる?入れない?
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最終更新日:2018/09/04
海外旅行保険
外務省も勧める海外旅行保険の重要性
75歳で海外旅行を計画中の方から質問を受けました。
海外旅行にかける保険(海外旅行保険)についてです。
「短い期間の旅行だから大丈夫」「今まで海外で何も起こらなかったから、保険料はお金の無駄」と考えている方もいるかもしれません。
たしかに短期間の旅行であれば何か起きる可能性は低いかもしれません。
今まで海外旅行保険にお世話になったことのない方にとっては、保険料は無駄に感じるかもしれません。
しかし何も起きない保証はどこにもありません。今まで大丈夫だったとしても、国外での不測の事態でストレスを感じることもありますし、年齢面から感じる負担もあるでしょう。
どんなに短期の旅行でも、トラブルが起きる可能性はあります。
外務省でも海外旅行保険に加入しておくことを勧めています。
■ 海外旅行保険加入のおすすめ
海外旅行中、たとえ万全の注意を払っていても、事件や事故に巻き込まれる可能性はないとは限りません。
また、健康に自信があっても、海外では日本と違う環境でのストレスや疲労により、思いがけない病気にかかる可能性もあります。列車やバスなどの交通事故にも、いつどこで巻き込まれるかもわかりません。
こうした予期できないトラブルに備え、海外旅行保険には必ず加入しておくことをおすすめします。実際、海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガ、盗難被害などにより多額の損害を被った日本人旅行者は数多くいます。
ただ、「海外旅行保険の大切さは分かるけど、75歳で加入できるの?」、「持病で薬を飲んでるから、加入できないでしょ?」と思っている方も多いと思いますので、このページでは75歳でも持病があっても加入できる海外旅行保険を解説します。
加入できる海外旅行保険のまとめ
窓口で加入する海外旅行保険なら年齢は気にしなくて大丈夫!
海外旅行保険に窓口(旅行代理店や保険代理店など)で加入する方は、基本的に年齢は気にしなくて大丈夫です。
保険期間が31日を超えると、保険会社によっては個別審査が必要となったり加入を断られることもありますが、一般的な旅行であれば問題なく加入できるでしょう。
75歳でもインターネットで加入できる!
多くのインターネット海外旅行保険は70歳以上の方は加入できませんが、損保ジャパン日本興亜とジェイアイ傷害火災保険の海外旅行保険では年齢制限を設けておらず、75歳の方でも申し込むことができます。
・損保ジャパン日本興亜の海外旅行保険「off!」
・ジェイアイ傷害火災保険の海外旅行保険「たびほ」
ただし1つでも告知事項に該当すると加入できませんのでご注意ください。
持病があっても加入できる海外旅行保険
持病がある方は、加入方法によって異なります。
代理店窓口で加入する際に保険会社の審査が必要なことがあります。無事に加入ができる場合でも持病に関しては補償対象外となります。
ちなみに審査の際には時間がかかることがあるのと、審査結果次第では加入を断られることもあるので注意が必要です。
窓口で加入する東京海上日動とAIG保険会社(旧AIU保険会社)の2社は、保険期間が31日までであれば持病があっても加入でき、持病に関しても補償されます。
旅行先で持病が悪化しても補償されるので安心ですね。
インターネット加入が出来る1社のうちの損保ジャパン日本興亜では、持病は告知対象となるため残念ながら加入することはできません。
ですがジェイアイ傷害火災保険は、保険期間が31日までであれば持病の告知は不要ですので加入することができます。ただし、持病の悪化に関しては補償対象外になります。
持病の悪化が心配な方は、東京海上日動かAIG保険会社の海外旅行保険に窓口で加入することをお勧めします。
加入手続き不要!クレジットカード付帯海外旅行保険の活用
クレジットカードの中には、サービスとして海外旅行保険が付帯されているカードもあります。
クレジットカードに付帯された海外旅行保険は、加入手続きが不要で年齢制限もありませんから活用のメリットがとても大きいのです。
【おすすめNo.1のクレカ】
■ エポスカード
適用条件:自動付帯
治療費用:ケガ200万円 / 病気270万円
死亡保障:500万円
賠償責任:2000万円
【おすすめNo.2のクレカ】
■ 楽天カード
適用条件:利用付帯
治療費用:200万円
死亡保障:2000万円
賠償責任:2000万円
もちろんデメリットというか制約はあります。
・疾病治療や死亡に関する補償が少ないこと
・保険期間が90日までであること
・保険を使うためには旅行代金をクレジットカードでの決済が必要なケースがある
など、注意する点はありますが、対象のクレジットカードを持っていれば保険料は無料なのはいいですね。
クレカの保障は足りないのでもっと増やしたいという方は、別途保険に加入をして補うという方法もあります。
この記事のまとめと豆知識
このように75歳でも海外旅行保険に加入する方法はあります。ご自身に合った海外旅行保険に加入してくださいね。
さて、最後に豆知識です。
海外療養費制度をご存知ですか?
海外療養費制度は、海外で医療費(日本の保険診療に当てはまるものに限る)を支払った場合に、自己負担分を差し引いた一部が差し戻される制度です。
海外旅行保険の保険金を受け取っていても払い戻してもらえます。もし海外で医療費を支払うことがあれば、加入している健康保険組合に請求できるか確認してみましょう。
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