風邪で通院中だけど海外旅行保険に加入しておきたい方必見!
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最終更新日:2018/02/19
海外旅行保険
通院中や薬を服用中の方が入っておくべき海外旅行保険
体調を崩して病院で診てもらったところ、風邪の診断を受けました。
来週から海外旅行で韓国に行く予定でして、その海外旅行傷害保険をネットで探しているのですが、通院中や薬を処方されていると告知事項に引っかかり加入することが出来ませんでした。
こんな状況でも加入できる保険はありますでしょうか?
インターネットで加入するタイプの海外旅行保険は、空港や窓口加入に比べてかなり安いので(最大で40%も割引いてくれるところも)、ネットでご自身で加入される方も増えていますよね。
スマートフォン所有者も増えて、今後も一層ネット加入は増えていくと思います。
さて、ケガや病気で薬を服用されている方の場合、インターネットで加入できる安い海外旅行保険には加入することは通常出来ません。
しかし、Webから加入できる保険でも、保険会社を選べば出発前に通院してたり薬服用中の方でも海外旅行保険に加入することが出来ます。
各社の約款や規定を調べてみましたので、以下にてメモしておきます。
国内大手の保険会社はまず加入できない
インターネット加入型の海外旅行保険では損保ジャパンや三井住友海上火災保険が有名です。
どちらも国内大手の保険会社で、安い保険料でたくさんの人がこの2社の保険に加入しているのではないでしょうか。
しかし、安いゆえに加入できる人は健康な方に限定されてしまいます。
申し込みのときに自分の健康状態を記入する「告知事項」があるのですが、例えば損保ジャパンの海外旅行保険「off!」の告知事項では、
★1.現在ケガや病気で医師の治療を受けているなど、健康上の異常がありますか?
とあり、これに該当する方は申し込みをすることが出来ません。
このように、安いネット専用の海外旅行保険では「告知事項」が厳しいのです。
しかし、インターネット加入型の海外旅行保険でも出発前の病気やケガを補償してくれる保険会社も実はあります。
それが外資系大手のAIG保険会社(2017年まではAIU保険会社)です。
AIG保険会社(旧AIU保険会社)のみがケガ・病気があっても加入できる
AIG保険会社は海外旅行や海外留学の分野で有名な保険会社です。
30日までの旅行に限られますが、
旅行前にケガ・病気で通院していたり薬を服用していても保険に加入できますし、もちろんそのケガ・病気が悪化した場合でも補償の対象になり保険金を受け取ることが出来ます。
ネット加入型の海外旅行保険でこの「既往症補償」がついているのは、AIG保険会社だけでした。
そのためか損保ジャパンや三井住友海上火災保険に比べると保険料は少し割高になりますが、それでも空港や窓口加入に比べたら全然安いなと思える価格でした。
■ 既往症補償のついたAIG保険会社の海外旅行保険
https://www.aig.co.jp/sonpo
もし通院を隠して加入すると・・・
「損保ジャパンや三井住友社などの安い保険会社に、風邪で通院していたことを隠して加入すればバレないんじゃない?」と考えてしまう方もいるかもしれませんが、マイナスなことばかりですから絶対にやめましょう。
実際に通院歴を隠して格安保険に加入したが、保険金をもらうことが出来なかったというネットの投稿がありました。
価格に惹かれて5年前、ネットで加入してハワイへ行きました。 救急車で診察する羽目になり、救急車代5万円・診察代7万円。 日本に帰って来てから請求しましたが、渡航前に風邪で通院した事がある事がネックになり、通院歴があると言うだけで支払いはされませんでした。かなりかみついて話したのですが、全くとりあってもらえませんでした。
(引用元:損保ジャパンoff!の口コミ評価)
ご本人には気の毒ですが、これについては損保ジャパンが悪いわけではなく、申し込みの際の規約を破って申し込んでしまった方の責任でしょうね。小銭を得ようとして大きな損を被らないように気を付けてください。
保険には入れるが、治療中の病気は補償対象外の保険会社
AIG保険のような「既往症補償」はありませんが、治療中でも保険に加入できるという保険会社もありました。
ただし、今のケガ・病気が悪化した場合には保険金はもらえない点は要注意です。
それぞれの告知事項ページからの抜粋を載せます。
チャブ損害保険
保険金をお支払いできない主な場合
○旅行開始前に発病した病気(既往症)
○旅行開始前、旅行終了後に発生したケガ
など
ジェイアイ傷害火災(たびほ)
Q:現在病気の治療中ですが、加入できますか?
A:旅行期間31日以内の旅行目的が観光・商用のご旅行であれば、ご加入いただけます。ただし、旅行出発前に発病した病気による治療費等はお支払いの対象となりませんので、ご注意ください。
気にかかるのは、治療中の病気と海外旅行中の病気の因果関係がどのように判断されるかという点です。
こちらが「旅行先で病気になった」といっても、保険会社に「出発前の風邪が前兆で、それが旅行中に悪化したものだ」と主張されてしまうと保険金を受け取ることが出来なくなってしまいます。
小額な請求ならば保険会社も揉めずに保険金を支払ってくれるでしょうが、大きな金額になったときに変わらず支払ってくれるかは不明です。
約款上は加入者に不利な内容ですから、出来れば既往症補償が最初からついているほうが安心でよいと思います。
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