喘息の人が海外旅行保険に加入する2つの方法
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最終更新日:2018/04/20
海外旅行保険
喘息(ぜん息)持ちで、海外旅行保険は入れるの?
喘息は、気道が炎症する病気で、子供の病気のイメージが強いと思います。しかし昨今、成人の喘息患者も増えています!1960年代に比べ、成人喘息の患者数割合が3倍になったというデータもありますね。
喘息は、アレルギー性のタイプとアレルゲンを特定できないタイプがあります。アレルゲンを特定できないタイプでは、ストレスが原因で喘息となることもあるようで、今後も患者数は増えるかもしれないですね。
さて、喘息を発症すると長い付き合いになりますよね。海外旅行へ行くこととなった場合、喘息持ちで海外旅行保険に加入できるのか気になるところです。
喘息と海外旅行保険
喘息があると海外旅行保険に加入できない場合がありますが、加入する方法はありますのでご安心を!
決して喘息を隠して加入しないでくださいね。
嘘をついて保険に加入しても、保険会社は必ずチェックをしますから、万一の時に保険金を受け取れなくなります。
もちろん無保険で海外へ行くことはそれ以上に危険ですからやめましょう。海外の医療費は高額で、盲腸手術を受けて200万円の費用が発生したというケースも実際に起きています。
■ アメリカ留学中に盲腸。200万の請求が届きましたがとても払えません・・。
http://hoken-hyouban.com/ryugaku-moutyou-faq.php
加入方法その1: 代理店窓口で加入
保険代理店に出向いて、保険に加入する方法です。
わざわざお店の窓口まで行かなくてはいけませんが、昔ながらの加入方法です。
窓口加入のメリット
・保険のプロにアドバイスをしてもらいながら加入できる。
・持病があっても、個別に加入可能か審査をしてもらえる。
窓口加入のデメリット
・インターネットで加入するより、保険料が割高になることが多い。
・加入審査に時間がかかる場合がある。また、審査の結果によっては加入不可であったり、持病は補償対象外となる。
※大手では東京海上日動火災が旅行期間が31日以内であれば持病も補償される保険を販売しています(窓口加入のみ)。
■ 東京海上日動火災の海外旅行保険
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/service/travel/kaigai/
窓口加入するときの注意点
代理店で加入する場合、代理店によって取扱う保険会社が異なったり、海外旅行保険を取り扱っていないこともあります。事前に連絡・確認をするようにしましょう。また、旅行出発日までに余裕を持って加入しましょう。
余談ですが、私は以前、損害保険会社で海外旅行保険の引受審査を担当していたことがあります。出発日前日の契約の審査依頼が夕方にあり、条件付きの契約である旨を伝えるにも契約者の方となかなか連絡が取れなくて困った、なんてこともありました・・・。
加入方法その2:インターネットで加入
PCやスマートフォンで、保険に加入する方法です。
一般的にインターネットでの海外旅行保険は安くて手軽である反面、健康状態の審査が厳しいです。喘息の方は加入が出来なかったり、加入できても喘息やそれに起因する病気は補償対象外になったりと、加入者にはだいぶ不利になります。
しかし、インターネット加入できる海外旅行保険では唯一、AIG保険会社(旧AIU保険会社)の海外旅行保険だけが加入可能です。 旅行先で喘息が悪化した場合も補償されます(ただし、旅行期間が31日までの場合に限られます)。
他のインターネット加入できる海外旅行保険よりは料金が少し割高ですが、持病補償のついた保険として、喘息の方にとっては第一候補になるでしょう。
ネット加入のメリット
・24時間、いつでもどこでも加入可能。
・わざわざ代理店の窓口に行かなくても済む。
・AIG保険だと旅行中の持病悪化も補償される。
ネット加入のデメリット
・AIG保険は少し料金が割高になる(といっても窓口加入に比べたら同じか、逆に少し安いくらい)。
その他の加入方法について
上記2つの方法以外にも、空港での加入や、お手持ちのクレジットカードに付帯された海外旅行保険があります。しかし正直なところ、これはあまりオススメできません。
空港で加入する場合、自宅から空港までは補償対象外となってしまいます。またもしも加入不可となった場合、無保険で海外へ行くこととなり危険です。
クレジットカードカードに付帯された海外旅行保険は、補償が十分でないことが多いです。海外へ行く場合は、事前に代理店かインターネットで海外旅行保険に加入することをオススメします。
喘息の方が海外旅行に行くときの注意点
事前に医師に相談しましょう
必要であれば診断書をもらい、万が一のために携行しましょう。
現地の医療機関を確認しましょう。
海外旅行保険に加入すれば、現地の医療機関の紹介サービスがある場合もあります。事前に調べておくと良いでしょう。
気候の変化に気をつけましょう。
気候の変化で、発作が起きることもあります。注意しましょう。
食べ物に気をつけましょう。
水やなまものはもちろん、アレルギー性の喘息の方はアレルゲンとなる食べ物に気をつけましょう。
服薬中の薬等は忘れずに持って行きましょう。
普段飲んでいる薬はもちろん、発作が起きた場合の薬も忘れずに持って行きましょう。
また、発作を未然に防ぐため、ピークフローメーターでの呼吸機能チェックは忘れずにしましょう。
持病があると、海外旅行は不安かもしれません。でも、せっかく海外へ行くのだから、思いっきり楽しみましょう。そのためにも、事前の準備は万全にしてくださいね!
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