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年金が振り込まれるまでにかかる日数と手続きの流れをまとめました。

公開日: : 最終更新日:2018/06/09 社会保障や公的保険

年金の受け取りと日数老後の生活資金である国民年金や厚生年金はどのような流れで受け取れるかご存知でしょうか?

平成29年3月現在において、原則として65歳から支給開始される年金は、残念ながら自動的に振り込まれるお金ではなく「一定の手続きをする」必要があります。

これは年金の支給が開始されていない人にとってみると重要なことであり、あらかじめ知っておくことで安心できる内容であることから、本記事では年金が振り込まれるまでにかかる日数や手続きなどについて紹介していきます。

年金の支給を受けるためには請求手続きが必須

冒頭で軽く触れましたように、65歳から支給が開始される年金を受け取るためには「年金事務所に対して年金の請求手続きをする」必要があります。
この手続きをしなければ、年金が支給されることは基本的にありません。

日本年金機構では「請求書の事前送付」を実施しており、年金の支給開始年齢に到達する3か月前に、基礎年金番号、氏名、生年月日、性別、住所および年金加入記録をあらかじめ印字した「年金請求書(事前送付用)」と「年金の請求手続きのご案内」を本人あてに送付しているため、年金を請求できることがわからなかったといった事態を避けるための対策がしっかり取られています。

また、1つはっきりしていることは、日本年金機構からこの書類が届いた時は、「金額の多少に関わらず年金を受け取るための権利がある」ことを示していることになります。

なお、こちらは余談となりますが、平成29年3月現在で年金を受け取るためには原則として年金納付と年金納付免除期間を合わせて「25年=300ヶ月以上」になっている必要があるため、誰でも必ず年金をもらえるとは限らないことも併せて押さえておきましょう。

年金の請求手続きに必要な書類

年金の請求手続きに必要な書類は、個々によって異なる場合がありますが、すべての人に共通している書類として以下のものがあげられます。

・ 年金手帳
・ 戸籍謄本
・ 住民票
・ 本人確認書類(運転免許証や健康保険証など)

実際に年金請求手続きをするために年金事務所へ行く場合には、上記の必要書類のほか
・本人名義の預金通帳
・印鑑
なども必要になります。

年金が振り込まれるまでにかかるおおよその日数

日本年金機構では、年金の請求手続きから年金が振り込まれるまでにかかるおおよその日数として「80日(2ヶ月半)」程度としています。

なお、年金の記録について詳しく確認する必要がある場合には「110日(3ヶ月半)」程度日数がかかる場合もあります。日数の内訳は、以下の通りです。

・ 年金請求から受給資格の確認にかかる日数 おおよそ30日
・ 年金証書と年金決定通知書の送付から年金受取までにかかる日数 おおよそ50日

年金の請求手続きをすることで翌月あたりには年金が振り込まれると思っている方も多いのですが、このように実際に年金が振り込まれるまでには数ヶ月程度の日数を要します。

そのため、生活設計を立てるためにはこのようなこともあらかじめ留意しておく必要があります。

年金が振り込まれる日

年金が振り込まれる日は、あらかじめ決まっており「毎年偶数月の15日」となっています。

具体的には、1年のうち「2月」「4月」「6月」「8月」「10月」「12月」の6回にわけてそれぞれ前2ヶ月分が指定の口座へ振り込まれることになります。

ここでいう「前2ヶ月分」とは、たとえば2月に振り込まれる年金は、12月分、1月分を表しており、4月に振り込まれる年金は、2月分、3月分といったイメージとなります。

また、仮に偶数月の15日が土日祝祭日など金融機関の休日にあたっている場合は前日や前々日に年金が振り込まれることになります。

たとえば、15日が土曜日の場合は14日の金曜日が年金支給日、15日が日曜日の場合は13日の金曜日が年金支給日となります。

年金額は日本年金機構が毎年通知する

年金は、死亡するまで受け取ることができる「終身年金」ですが、毎年受け取ることができる年金額は日本経済の物価などに併せて変動する仕組みとなっています。

そこで、日本年金機構では毎年6月になると年金の支払金額などが記載された「年金振込通知書」を年金受給者に送付し年金額を通知する仕組みを構築しています。

この年金振込通知書は、以下3つのいずれかに該当した場合に都度、年金受給者に対して送付されるものになります。

1.初めて年金が支払われるとき
2.毎年6月(翌年4月まで支払われる年金額が記載されたもの)
3.年金額や振込先が変更になったとき

年金受給手続きの流れ(まとめ)

最後にここまで解説した年金手続きの一連の流れについて紹介していきます。要点や注意点も改めて紹介していきますので併せて確認してみて下さい。

1.日本年金機構から年金加入記録などが印字された「年金請求書」が送付されてくる

2.年金を受け取るために必要な年金請求手続きを行う
・ 年金は請求手続きをしなければ受け取ることができない
・ 年金手帳、戸籍謄本、住民票など手続きに必要な書類の用意を忘れない

3.「年金証書・年金決定通知書」が送付されてくる
・ 年金の請求手続きから1ヶ月から2ヶ月程度の期間を要する
・ 初回の年金はおおむね50日後が支払いの目安

4.「年金振込通知書」が送付され、指定口座へ年金が入金される
・ 年金の請求手続きから2ヶ月から3ヶ月程度の期間を要する
・ 1年に6回、偶数月の15日に前2ヶ月分が振り込まれる
・ 毎年6月に1年に支給される年金額が通知される

このように、老後の生活資金である年金を受け取るまでには、請求手続きと数ヶ月の期間が必要であることがわかりました。

それぞれの世代によって支給される年金額や支給条件が異なり、さらに今後の法律が改正されることによってその都度取り扱いが変化する可能性もあります。

本記事で紹介した手続き方法や支給の仕組みについて大幅な改正が行われることは考えにくいため、将来の年金知識としてぜひお役に立てていただければ幸いです。

これから年金が支給される両親がおられる皆さんは、ぜひ両親の年金請求手続きの手助けとして本記事の内容を活かしていただければと思います。

また、費用はかかりますが専門家である社会保険労務士へ年金の請求手続きを依頼する方法もあります。ご自身に合った方法を選んでいただきまして本内容を将来に活かしていただくことを望みます。

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