妊婦さんが妊娠中に加入できる保険のまとめ

妊婦さん向け医療保険各社の特徴

【相談】
妊娠中でも加入できる医療保険を探しています。

妊娠を告知すると医療保険に加入できなかったり保障内容に制限がついてしまう保険が多いのですが、妊婦が入れてその妊娠や出産も保障してくれる医療保険はありますか？

一般的に妊娠中の方が保険に加入しようとすると、妊娠を理由に加入が出来ないか、今の妊娠や出産に対しては保障対象外としているところがほとんどです。

保険に加入するのですから、もっともリスクの高い妊娠・出産を保障してくれないのでは加入する意味がありません。

今回は、妊娠中でも加入出来て、今の妊娠・出産を保障してくれる医療保険5社をまとめてみました。

（横スクロールで全商品をご確認いただけます。価格順に並べてます）

	エクセルエイド	アイアル保険	ABC保険	エイ・ワン保険
商品名	普通保険	ディアベビー標準プラン	新ABCおかあさん保険Ⅱ	エブリワン
主な特徴	通常の病気・ケガに加えて、入院費用と手術費用を保障してくれる。価格がとても安い。	通常の病気・ケガに加えて、入院費用と手術費用を保障してくれる。赤ちゃんの先天性病気も保障してくれる。 2年目からは保険料が半額以下になる。	通常の病気・ケガに加えて、帝王切開に対して手術費用を保障してくれる。	通常の病気・ケガに加えて、入院費用と手術費用を保障してくれる。加入してから保障が始まるまでが早い。
妊娠週数による加入条件	制限なし	制限なし	妊娠19週まで	妊娠21週まで
保険料の例1 25歳女性以下、最安プランから抜粋	1,103円	1,370円	1,920円	2,540円
30歳女性	1,175円	1,490円	2,220円	2,440円
35歳女性	1,344円	1,590円	2,260円	2,470円
40歳女性	1,504円	1,650円	2,220円	2,400円
加入方法	資料請求・ネット申込詳細HPはこちら	ネット申込詳細HPはこちら	ネット申込詳細HPはこちら	ネット申込詳細HPはこちら

圧倒的に安いのはエクセルエイド。
手術保障に入院保障も付いていて、この価格は他の保険会社に比べて大きな強みです。

加入された方の口コミを見ていても「保障開始が加入後60日」というのがデメリットという評価が実際にあるので、妊娠後期の方にはお勧めしづらいですが、妊娠初期の方（妊娠20週以内）であれば安さのメリットをしっかり受けられます。

妊娠中の入院は長い期間になりやすいです。
例えば切迫早産での入院は長くなりやすく、数か月もの期間を入院する妊婦さんも珍しくありません。

ディアベビーは入院保障金額が充実しているので（充実プランなら入院1日につき1万円）、妊娠中・出産の入院に備えたい方にはディアベビーが良いですね。

保障開始も加入後30日と早めなのも◎

ABC少額短期保険の「新おかあさん保険Ⅱ」は帝王切開で出産することになった場合に5万円が受け取れます。

そんなに大きな金額ではありませんが、それでも5万円は嬉しいもの。
また、2年目以降は保険料が200円安くなります。

「妊娠中も入れる保険については分かったけど、妊婦さんって保険は必要なの？」と思われる方も多いと思います。

妊婦さん向けの医療保険を専門に販売している保険ウィズの木代氏によると、
「妊娠中や出産後は、女性の人生の中でも特に体調が大きく変化しやすい時期です。
その時期こそ保険に加入して、万が一の事態に備えてほしい」とのこと。

保険ウィズの女性スタッフが切迫早産で3か月入院したという経験もあり、妊娠異常は年齢に関係なく起きえるもの。
赤ちゃんの命を救うことにもつながると考えて、保険での備えを検討してもらいたいと言っていました。

たしかに不測の事態が起きて急な入院・手術により経済的負担が発生することにハラハラするくらいなら、月額2000円の医療保険で安心も買うという選択は納得できるものでしょう。

私自身も以前にある保険会社の方からもお聞きしたのですが、保険会社にとって妊婦さんの医療保険はリスク（保険金を支払う可能性）が高く、保険会社自身も積極的には引き受けたくはないようです。
逆に言うなら、妊娠・出産にはそれだけの金銭的な負担が発生する可能性が高いということでしょう。

医療保険に未加入の方は、間に合ううちに「妊婦さん向け医療保険」を検討されてみてはいかがでしょうか。
保険によっては妊娠週数や健康状態によって加入が出来ないものもありますので、少しでも早い段階での検討が大切です。