第一生命とヤマトの提携が素晴らしい。保険の安否確認を配達員がフォロー。
公開日:
:
最終更新日:2017/03/11
生命保険
生命保険にとって大切なのは、いざと言う時の保険金の支払いですよね。
せっかく契約した保険も保険金請求をしないと支払いにはなりません。
保険金の中でも死亡保険金を目的にして加入している人が多いと思いますし、保険自体も死亡保険金を支払って終了となる保険の種類が多いですよね。
しかし、高齢者になると保険の管理ができないケースも増えてきており、また家族が保険の加入を知らなかった場合には、保険金の請求漏れが生じることもあります。
最近は、既契約者への訪問活動等のアフタフォローに力を入れている保険会社が増えてはいますが、万全というわけではないと思います。
第一生命が、この4月からヤマト運輸の販売網を使って、離島や山間部に住む契約者を定期的に訪問し、安否確認を開始するそうです。
これは、とても良いことだと思います。
自分達でフォローしきれない離島や山間部の契約者をヤマト運輸がカバーするわけです。
これにより、保険金の請求漏れを防ぐこともできるのではないでしょうか。
保険会社は定期的に契約内容の確認等を郵送していますが、これは一方通行になってしまいますので、一人一人の顧客に訪問して確認するということはとても大切なことです。
顧客にとっても、顔の見える保険会社と言うのは、やはり安心ですよね。
~~~~◇◆◇◆~~~~◇◆◇◆~~~~◇◆◇◆~~~~◇◆◇◆~~~~
第一生命、保険金支払い確実に ヤマトが安否確認
(以下、日経新聞より一部抜粋)
第一生命保険は4月からヤマト運輸の配達網を使い、離島や山間部に住む契約者を定期的に訪問する。ヤマトの配達員が第一生命の契約者と対面し、安否などの状況を確認する。第一生命の営業職員が訪ねにくい地域の契約者をヤマトのネットワークでカバーし、確実に保険金の請求をうけ、支払えるようにする。
生保業界では死亡保険に加入していた高齢者が亡くなっても請求がないため、保険金を支払えないケースが増えており、保険会社の業務にさしさわりが生じていた。
第一生命は全国に1300の営業拠点を持ち、約4万人の営業職員が契約者との連絡を担当している。離島や山間部の過疎地には営業職員が行きづらく、契約者の現状を把握しにくい問題があった。第一生命には営業拠点のない約20の離島にも7千人の契約者がいるが、ヤマトはそうした離島を含めて全国に配達網を持っている。
PC用
関連記事
-
三井生命保険の新しい遺言信託「未来メッセージ」は流行るか
想いを人に伝えるのは、口下手な日本人にとって決して容易なことではないと思います。 自分がもし突然命を
-
かんぽ生命、新商品で巻き返しなるか?業界の新たな風に期待
かんぽ生命保険の石井雅実社長は、早ければ2017年10月にも新商品を投入する考えを明らかにしました。
-
太陽生命保険の介護保険、自分だけでなく両親の介護費用も保障
介護状態になると色々な面で家族の負担が大きくなります。 例えば、介護保険を利用する場合でも自己負担金
-
広がるショップ型保険代理店。課題はまだ多い。
昔は生命保険の営業と言えば、自宅や職場に営業職員が訪問することがほとんどでした。現在は、昼間の自宅在
-
就業不能保険は必要か? -売りたいけど支払いたくない保険の典型-
突然ですが、もし「病気やけがで働けなくなった場合、その期間の収入を保障する保険があります」と言われた